昨日の日経新聞で、アメリカカンザイシロアリというシロアリが、近年の日本で繁殖しているという記事が載っていました。
アメリカカンザイシロアリは、本来、アメリカのワシントン州からメキシコのカリフォルニア半島にかけての太平洋岸地域を原産とする種だそうです。
しかし、アメリカから遥々離れている日本各地でも1970年代をかわきりに被害が報告されており、輸入家具や梱包材とともに侵入したようです。
日本の主要なシロアリであるイエシロアリやヤマトシロアリのような土壌性のシロアリ(地下シロアリ)とは違い、多湿を好まず、特別に水を必要としないため、乾いた木材の中で生活できる「乾材シロアリ」の仲間です。
土壌を本拠地としていないことが、地下シロアリとの大きな違いですね。
なので、被害は基礎や水周り付近とは限らないみたいです。
木部であれば、家中全てが同じ確立で被害にあう可能性が高いとか

駆除方法は、家屋全体をシートで密封してガス燻蒸(くんじょう)するみたいです。
ただし、処理後には薬剤の効果は残らないので、隣近所に生息していると再び侵入されるというやっかいなシロアリみたいですね。
アメリカ様、ぜひとも良い物だけを侵入させてほしいですネ
