子育て支援マンション

2010.08.11

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先日のヤフーニュースで下記記事を見かけました。

<以下転記>
今、マンション業界でにわかに注目を集めているのが、乳児や幼児を育てるのに適した設備や施設を備えた子育て支援マンションである。

近年、子育て支援を付加価値として導入する物件が増え、民間機関や自治体による認定制度も広がっている。
新居を探す子育て世代の関心も高まっているようだ。

伊藤忠都市開発は、分譲マンションとしては初めて病児保育室を備えた、「クレヴィア京王堀之内パークナード2」(東京都八王子市)を2010年3 月に竣工。
6月に居住者向けにサービスを開始した。

通常、病児は保育所では預かってくれず、夫婦共働きの場合、看病のためにどちらかが会社を休まなければならない。同社ではその問題に着目。0〜7 歳児対応の病児保育室を下層階に設け、不安を解消した。

同マンションでは、そのほか認証保育所、内科・小児科・調剤薬局などを備えたクリニックモールも併設。子育てを全面的にサポートする。

「保育所だけ、クリニックモールだけを備えたマンションは今までもあったが、病児保育室も加えた3点セットを完備した物件は初。総戸数63戸のうち8割以上はすでに埋まっている」(同社広報室)
と、人気も上々のようだ。


他方、東急リロケーションでは、子育て関連の多彩な設備や施設を備えた賃貸マンション「ブローテ大倉山」(神奈川県横浜市港北区)の入居者募集を、7月から開始した(竣工は7月末予定)。

認可保育所(2011年4月開所予定)やキッズルームを完備。
玄関前に設けたベビーカーの乗降スペース、子どもが遊べる広い中庭など、子育てには、至れり尽くせりの設計だ。
「子育て機能を複数組み合わせた“合わせ技”が売り。募集前からの問合せも約180件と、非常に関心が高まっている」(同社管理本部企画部)。

こうした子育て支援マンションを認定する自治体や民間機関も、登場している。
自治体では、03年に墨田区が制度を設け、世田谷区、新宿区、大阪市、神戸市、一宮市、川崎市、横浜市などでもこぞって導入。
独自の基準で、公的なお墨付きを与えている。

また、民間機関では06年からスタートした、ミキハウス子育て総研の「子育てにやさしい住まいと環境」認定も有名だ。
現在まで、分譲、賃貸を合わせてすでに約220物件(1万2000戸)を認定。
前出の「ブローテ大倉山」も、横浜市と同総研の両制度から認定を受けている。
同総研によると、認定を希望するマンション業者が昨今増加しているという。

子育て支援マンションが増えている背景は何か?
1つは、子育て事情の変化だ。
現代は、核家族化や隣近所との付き合いの希薄化で、昔のように周囲からの子育て支援が望めない。
新居を探す中心世代が、子育て真っ最中の30代であることを考えれば、新築マンションに支援機能を付加する傾向が強くなるのは、必然の成り行きといえる。

さらに、ミキハウス子育て総研の藤田洋社長は、「政治や景気も関係している」と見る。
「政府が支給する子ども手当ての使い道として、子育て支援マンションへの需要や関心が高まっている。また、最近マンション市況が回復していることも一因。子育て関連の設備や施設など、付加価値のある高額物件にも買い手や借り手がつくようになった」。

一方、認定制度を設ける自治体が増えている背景についても、こう解説する。
「これは少子化対策。子育て世代を取り込み、将来的に街を活性化する狙いがある」。

消費者、業者、自治体のそれぞれの思惑もあり、今後も子育て支援マンションは息が長いトレンドとなりそうだ。


最近は、シェアハウスや外国人、介護が賃貸のトレンドとしてよく見聞きますが、子育て支援も重要なキーワードになるのかもですね^^




posted by ゴン at 21:34 | Comment(4) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高射砲台跡

2010.08.13

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大阪市東淀川区の住宅街に全国でも珍しい遺跡?があるのをご存知でしょうか?
高射砲台跡

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昭和19(1944)年。
大阪市北部の防空のため、陸軍が高さ約5mの鉄筋コンクリート砲台6基を設置しました。
現在も4基が現存し、住居などに利用されています。

市道の計画用地にかかっているため撤去される予定だそうですが、住民による保存運動が行われているようです。

歴史的意義もさることながら・・・、
やはり人が住んじゃってるっていうのが一番面白いですよね!
砲台跡を屋根代わりに住む驚異の住宅。
各戸の高射砲跡住宅は増改築がなされていて、電気、ガス、水道も整えられてきちんとした住居に仕上がっているとか。

住み心地はどんなものか。
ちょっと興味ありです^^

近年、大阪の歴史建造物が次々に壊されています。
諸事象は色々あると思いますが、なんとか残してほしいなぁ〜って思ったりします^^




posted by ゴン at 23:37 | Comment(2) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「落日」不動産ファンド後始末

2010.08.14

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先日の産経新聞のネット記事です。

<以下転記>
隆盛を誇った新興不動産投資ファンドが落日を迎えている。
その象徴が、6月1日に大証ヘラクレスを上場廃止となったダヴィンチ・ホールディングス。
有名物件を次々に買い集め、資産運用規模が1兆2千億円まで拡張したが、一昨年のリーマン・ショックを境に投資マネーが逃げ出し退場を迫られた。
今後、他のファンドも含め在庫一掃セールが始まるが、高値につり上げられた物件の買い手は見あたらない。


■逆張りで高値づかみ

「明らかな高値づかみ。破綻(はたん)も時間の問題だった」
ある銀行関係者は、ダヴィンチの上場廃止を冷淡に突き放した。

ダヴィンチは、米国で不動産投資の実績を積んだ金子修前社長が平成10年に設立した。
「20%超」という高い利回りを“約束”し、米ロックフェラー財団や国内の企業年金基金などから資金をかき集めた。

「『他社が手を出さない時がチャンス』が持論で、不動産不況下で売りに出される物件を“逆張り”で次々と買いに出た」(大手証券関係者)

18年には、通称・軍艦ビルと呼ばれる「芝パークビル」(東京都港区)を約1430億円で買収。
さらにJR東京駅前の「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」(同千代田区)を約2千億円で落札し、その名を世に知らしめた。
資産規模は20年に1兆円を超え、絶頂期を迎える。

そこにリーマン・ショックが襲いかかってきた。


■資金一斉引き揚げ

少ない元手で、銀行の融資を引き出し、「レバレッジ」(てこ)の原理で高額物件を手に入れるのがダヴィンチの手法。
買収資金のうち銀行借り入れが7〜9割も占めた。

しかし、米国の住宅バブルの崩壊で巨額の損失を負った頼りの欧米投資銀行が一斉に資金を引き揚げ始めた。
邦銀も融資を渋り、ダヴィンチの資金繰りは急速に悪化。
マネーの供給停止で不動産市場も凍り付き、物件を売り抜けられず、そのビジネスモデルはあえなく崩壊した。

21年秋にはパシフィックセンチュリー買収のローンの借り換えに失敗し、デフォルト(債務不履行)に陥る。ビルは債権者の手に渡り、その後、米投資ファンドに、ダヴィンチの落札価格よりも数百億円安い値段で買いたたかれた。

ダヴィンチは21年12月期に転落した110億円の債務超過を解消できず、上場廃止に。
その後、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが、BNPパリバから債権を取得し、実質的に支配下に置いた。
今後、物件処理などを進めるとみられているが、安値で手放せば、巨額の損失が発生するだけに、前途は多難だ。

「とにかく高くて話にならない」と明かすのは、軍艦ビルの買収を検討した不動産業界関係者。
同ビルは買い手がつかないまま、デフォルトの観測も浮上し銀行が融資期間を延長し、何とかしのいでいる。

19年にダヴィンチが森トラストと共同で2300億円を投じた「虎ノ門パストラルホテル」。
再開発を目指し解体工事は始まったが、「何を建設するかは未定」(森トラスト)という状態で、再開発の行方は、不透明だ。


■消えた担い手

リーマン・ショックで行き詰まった新興不動産ファンドは、ダヴィンチだけではない。
昨年1月には、クリードが、同3月にはパシフィックホールディングスが会社更生法の適用を申請し破綻した。

ただ、その処理物件は「動いていない」(業界関係者)という。
仕入れ値が高いことに加え、不動産市場に投資マネーを呼び込んできたファンドの凋(ちょう)落(らく)で市場は冷え込んだまま動かず、それに代わる新たな買い手が現れないためだ。

業界では「元気なのはチャイナ・マネーぐらいだが、数千億円規模の高額物件はまだまだ下がると見ているのか、手を出してこない」(同)との声も。

米系不動産サービスのジョーンズ・ラング・ラサールの濱岡洋一郎社長は「物件処理には、市況が反転する必要があるが、その時期は早くて今年の後半」と指摘する。

リーマン・ショックを教訓に世界の金融当局では、リスクの高い取引を制限する規制強化の動きが広がっている。不動産投資などリスクマネーの供給は先細りするばかりだ。

「投資マネーが不動産価格をつり上げる時代は終わったかもしれないが、リスクを負う担い手がいないと市場は活気づかない」(大手銀行幹部)

バブルの後始末にはなお時間がかかりそうだ。(大柳聡庸)



キーワードはチャイナ・マネーでしょうか?

不動産向けの銀行融資が緩んできているよ、とチラホラ聞くようになった今日この頃。
この先、不動産市場はどうなるのか。。。

当然・・・、私には予測できません^^;




posted by ゴン at 21:49 | Comment(4) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする