ここ数年の住空間。
「バリアフリー」がキーワードとなることが多いですね。
数多くあるリフォーム関連の補助金もバリアフリー化を条件としていることが多いです。
昭和後半から平成バブル期にかけて建てられた物件でこういった段差内装よく見かけます。
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「段差=高級感・オシャレ感」が作られた理由だったのでしょうか?
こういった段差は、最近、めったに見ないですね。
段差解消。
様々な補助金を利用することが出来ます。
その中で、意外と知られていないのが介護保険。
介護保険の補助金を利用した段差解消リフォームが可能です。
介護保険制度において「要支援」または「要介護1〜5」と認定され、住宅改修を必要とする人に対し、20万円までの改修について、1割の自己負担でリフォームすることができます。
家主の許可が得られれば賃貸物件でも適用されます。
実際、私も1室で介護保険リフォームを許可しました。
家主にとっても、内装がバリューアップになるならメリットがあります^^
ところで、最近、「バリアアリー」って言葉を聞きます。
「あえて段差などを増やすことによって、お年寄りの生活改善につなげること」
いたるところに手すりがあって、段差がない介護施設は、高齢者が自らがんばって、身体を回復させようとする意欲を奪ってしまうという考え方によるものです。
「バリアフリー」化は、ともすればお年寄りの「できる力」を奪ってしまう。
何事にも「中庸の精神」が必要なのかもですね。