奈良市街地の築古アパート

2013.05.19



先日知り合った大家さんが所有する築80年アパートを見学させて頂きました。
物件近くには、歴史ある興福寺五重塔や猿沢池があり、とても雰囲気のよい場所でした。

付近の街並み



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現地に行くまで、築80年と聞いてぼろぼろの文化住宅を想像していましたが、全く異なりました。
建物外観や共用廊下はきれいリフォーム。
室内に入ると今時のアパートそのものでした。


キッチンもきれい



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面白かったのは巾木のコーナー部分
角にガードが付いています。



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掃除機とか当たって傷付きやすい場所。
よくこんな風になりませんか?



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「コーナーガード」
これは是非採用してみたいと思いました^^



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見学前、奈良市内でボンネットバスに出会いました。



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昭和41年製なんだとか。
不定期運行の観光バスとして使われているそうです。

奈良らしい雰囲気のあるバスでした。



posted by ゴン at 18:00 | Comment(2) | 収益物件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

五重塔が買えた!? いや今も買える?

2013.05.20




先日見学した築80年アパートの近くにあった奈良の興福寺五重塔
興福寺と言えば、藤原氏の氏寺。
藤原鎌足と藤原不比等ゆかりの寺で有名です。



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もちろん国宝であり世界遺産
そんな貴重な財産がその昔、一旦売却されたことがあるそうです。



(ウィキペディアより転記)
廃仏毀釈による破壊

江戸時代は21000石の朱印を与えられ保護された興福寺だが、慶応4年(1868年)に出された神仏分離令は、全国に廃仏毀釈の嵐を巻き起こし、春日社と一体の信仰が行われていた興福寺は大きな打撃をこうむった。
興福寺別当だった一乗院および大乗院の門主は還俗し、それぞれ水谷川家、松園家と名乗った(奈良華族)。
子院はすべて廃止、寺領は1871年(明治4年)の上知令で没収され、僧は春日社の神職となった。
境内は塀が取り払われ、樹木が植えられて、奈良公園の一部となってしまった。
一乗院跡は現在の奈良地方裁判所、大乗院跡は奈良ホテルとなっている。

一時は廃寺同然となり、五重塔、三重塔さえ売りに出る始末だった。
五重塔は250円(値段には諸説ある)で買い手がつき、買主は塔自体は燃やして金目の金具類だけを取り出そうとしたが、延焼を心配する近隣住民の反対で火を付けるのは取りやめになったという。
ただし、五重塔が焼かれなかった理由はそれだけでなく、塔を残しておいた方が観光客の誘致に有利だという意見もあったという。

行き過ぎた廃仏政策が反省されだした1881年(明治14年)、ようやく興福寺の再興が許可された。
1897年(明治30年)、文化財保護法の前身である「古社寺保存法」が公布されると、興福寺の諸堂塔も修理が行われ、徐々に寺観が整備されて現代に至っている。
しかし、寺に塀が無く公園の中に寺院がある状態、所謂「信仰の動線」が欠落していると称される状態は、この時の名残である。




先日見学した築80年アパートのオーナーさんから聞き調べてみました。
こんな過去があったとは・・・ですね。



+++

ところで、今、買う事が出来る?五重塔があるのをご存知でしょうか?

福井県勝山市。
日本最大級の越前大仏で知られる清大寺の五重塔。



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法人市民税などを滞納したため、2007年、他の寺院施設と共に公売に。
その後、昨年までに4回公売が実施されましたが、いまだに入札ゼロ。

鉄筋コンクリート製だそうで、写真を見る限り、新興宗教施設のよう。
あまり信心深さを感じません。。。

公売価格。
確か、五重塔以外に講堂や宅地+山林を合わせて約30億円だったかな。
どなたか買いません?・・・・よね^^;


五重塔にも様々な歴史があるものです。



posted by ゴン at 22:30 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドタバタの引渡し決済

2013.05.21



先日、所有物件を1つ売却しました。
買主様が通帳を持っている金融機関の個室を借りて引渡し決済。

司法書士さんの確認で売買に必要な書類も全て整い、あとは決済のみ。

買主様は出金伝票を記入し、私は入金伝票を記入。
銀行員にそれぞれの伝票を渡し、処理が終わるまで仲介さんや司法書士を交え談笑タイムとなりました。

ところがしばらくして事件発生。





銀行員が慌てて戻ってきて、
「買主様ハンコが届出印と異なるので出金できません」

一同唖然・・・、買主は真っ青に。
買主様はハンコを他に持ち合わせておらず紛失(たぶん)。。。
自宅へ探しに帰ると言われましたが、法務局が閉まる17時までに間に合う確証はありません。

そこで、ハンコ紛失による改印届で対応することになりました。
ところが、改印届は通帳を発行した支店でしか対応できないとか。

そこで急遽、
通帳発行支店に緊急移動して改印届を出した上で出金して決済することになりました。


売主側はタクシー。
私は車。
仲介担当者は電車。

それぞれチリジリで別支店に緊急移動することに。


その後、移動先支店で改印届けを行い無事出金できました。
私の銀行口座に入金が確認できたのは15時過ぎ。

司法書士の先生は、即、法務局にダッシュされました。
なんとか間に合ったそうです。

汗だくの引渡し決済。
買主様は最後まで真っ青で頭を下げっぱなしでしたが、無事決済が出来たので仲介担当者と共に慰めて無事終わりました。

仲介さんによると決済時、まれに、印鑑違いで決済できない事態が起こるのだとか。
ヒヤヒヤしましたが、無事終わってよかったです^^



タグ:売却 ハンコ
posted by ゴン at 22:00 | Comment(2) | 16.任売戸建1号(売却済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする