不動産賃貸業には金融機関からの借入金が欠かせないですよね。
レバレッジ(借入金)を使った不動産投資法。
様々なリスクがあります。
・借入金利の上昇
・入居率の悪化
・地震等の自然災害
等々
他にも色々あるかと思います。
これらのリスクに対して、様々なヘッジ方法が語られています。
様々なメガ大家さんと情報交換させて頂きました。
洗礼された各メガ大家さんはそれぞれのリスク対策をお持ちです。
しかし、100%の確証があると言えないことは、どのメガ大家さんも語っています。
以前、あるメガ大家さんとリスクヘッジについて突っ込んで情報交換したことがありました。
世の中で語られているようなリスクヘッジ方法は当然に対策ずみ。
「それでも借金が返せなくなったら?」と突っ込んだ話に。
その時、あるメガ大家さんから本当のリスク対策が語られました。
「万が一の事態が発生した(借入金の返済が滞る)場合を想定し、事業のたたみ方を専門家と情報交換している」その時、ハッとしたのを覚えています。
これが本当のリスクヘッジだなと。。。
平成初期のバブル崩壊時、不動産でぼろ儲けしていた多くの人や企業が姿を消しました。
でもそんな中、生き残った?人も少なからず存在しています。
・数億円の借金を棒引きしてもらい、1億円の現金で再スタートした社長
・数億円の借金を棒引きしてもらい、自宅を手放すことなくベンツを乗り再スタートした社長
「借りたお金は返す」これが基本です。
私もこれを貫徹するつもりです。
しかし、日本国が傾くような事態が起こり、防ぎようも無く返せない事態は発生しえます。
貸す側も金利を受け取ることでリスクをとって融資しているわけです。
一定数の案件で、返せないことは織り込み済みです。
「それでも借金が返せなくなったら?」借りる側があらかじめ考えておかないと、「弁護士に相談すればよいですよね?」ぐらいしか思いつきません。
中には良い弁護士さんもいるでしょうが、基本、公的資格の持ち主は、法律に沿った杓子定規な判断しかしません。
法的な正義を優先しがち。
すぐに
「自己破産」というキーワードが飛び出します。
弁護士が利益を取れる唯一の解決法だからです。
自己破産してベンツに乗れますか?
自己破産して自宅は残りますか?
多額の現金が手元に残せますか?(自己破産の場合、99万円以上の現金は没収されます)
自己破産してまた金融機関とお付き合いできますか?
自己破産をせず、金融機関とベターな選択肢が取れる「借金の対処法」を知り準備しておくこと。
これが一番のリスクヘッジだとこの時再認識しました。
「人生の再スタートはいつでも切れる」
そう理解した上で借入金を活用すれば気が楽になりませんか?
不動産投資法のノウハウを勉強するのも良いですが、たまには「借入金」という魔法の杖をしっかり見つめ、ハンドリングするのも大事だと思います。