この建物。
関西にお住まいの方ならご存知の方も多いのではないでしょうか?
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兵庫県姫路市内にある
「モノレールの軌道跡が貫通するビル」耐震診断の結果、解体されることになったそうです。
モノレール軌道貫通、駅もあったビル解体へ
読売新聞 6月11日(火)配信
大阪万博(1970年)の4年前に全国で初めて建設された公営モノレールの軌道が貫通する兵庫県姫路市内の集合住宅(10階建て)が解体されることになった。
貫通部分の耐震性が弱いため大地震で倒壊する恐れがあるとして、所有する都市再生機構(UR)が決めた。
建築当時は「画期的なデザイン」とされたが、高度経済成長期の斬新な造りがあだとなった。
モノレールは66年に開かれた姫路大博覧会に合わせ、市が14億円を投じて整備。
当時の国鉄姫路駅から、会場だった市内の手柄山中央公園間の約1・8キロを結び、同年5月から運行したが、利用客が伸びず、8年後に休止。
79年に廃止された。
ビルは建設時に市が1〜4階を買い取り、3、4階を貫いて駅ホームに。
1、2階に店舗が入った時期もあったが、現在は市が倉庫として利用し、5〜10階のマンションには77戸のうち約3分の2が入居する。
モノレール跡は「昭和遺産」として鉄道ファンらに知られ、「ビルの中を見たい」との問い合わせもあるという。
しかし、阪神大震災後に行われた耐震診断で「震度6〜7で倒壊・崩壊の危険性あり」とされ、URは補強を検討していたが、コスト面などから断念した。
姫路大博覧会は、姫路城の昭和大修理完成を記念し約150万人の入場者があったとか。
↓(ネットより画像拝借)


その後、姫路モノレールはわずか8年間で廃止となったマニアな路線。
子供の頃、鉄道好きだった私はその短命な歴史にときめいた?のを覚えています。
関西に限らず、九州や北海道に多い廃線跡に触れると、当時、活気にあふれていた高度経済成長の往時をしのぶ遺跡を見た気分になれて好きなんです^^