分譲マンションのシェアハウス裁判

2013.10.25



以前から注目していたシェアハウスの裁判。
初の司法判断が下されました。


<シェアハウス>組合の使用禁止要求…東京地裁、仮処分却下
毎日新聞 10月24日(木)配信


東京都港区麻布十番の分譲マンション7階フロア(83平方メートル)をシェアハウスに改造して貸し出すのは「住人の共同の利益に反する」として、管理組合がフロア所有者を相手取り使用禁止を求めた仮処分申請で、東京地裁は24日、申し立てを却下する決定をした。
地裁は「トラブルが著しく増加するとは認め難い」とし、シェアハウス転用を禁止した管理規約の変更は無効と判断した。
組合側は即時抗告する方針。

極端に狭く火災時に危険な「脱法ハウス」が問題化。
マンション1室を多人数向けに区分けする方式も各地でトラブルになり、初の司法判断が注目されていた。

今回、組合は不特定多数の入居を問題視したが、決定は「規約で事務所使用を認めており、もともと居住者・従業員を判別できなかった」と指摘。
計8室に区切られたうち1室は物置と業者側は主張しており、最大7人の居住は「1世帯使用より若干増加するに過ぎず、判別が相当困難になるとは認められない」とした。

7階フロア(3LDK)は元々1住戸で、今年4月に東京・日本橋の不動産業者が競売で落札。
組合の反対を押し切って改築し、東京消防庁と港区が8月に立ち入り調査しようとしたが、業者は区については拒否。
組合は同月、「シェア禁止」の規約変更をした。

調査拒否について地裁は「(法令が求める)設備などの一部が備わっていない可能性が高い」とする一方、「マンション全体の安全性を弱め、他の居住者の生命身体に影響するとは言えない」とした。

組合の男性理事長は「住民の不安や資産価値下落の心配などを全くくんでいない決定で残念」と話した。
日本橋の業者は「主張が認められて安心した。区からはその後、(調査について)何も連絡がない」としている。


◇解説…シェアハウス、法令整備急務

今回の決定は、単純に「マンション内のシェアハウスが全面的に認められた」とは解釈できない。
規約で事務所利用を認めていたことや、区切られた個室の広さが東京都条例で定める最低基準(7平方メートル)を超えていることなど、固有の事情が大きく影響しているためだ。
業者が区の調査を拒否し、管理組合側が内部実態を十分に示せなかったのも大きい。

組合側は、申請図面(5室)と異なる設計にしたり、用途を当初は隠したりするなど、信頼関係を築こうという姿勢からはほど遠い業者側の進め方に不信感を募らせた。
こうした事例がまかり通れば、新しいライフスタイルとして広がり始めたシェアハウスのイメージを損なうことにもなる。

トラブルを防ぐためにもシェアハウスを巡る法令整備は急務だ。
一律に「寄宿舎」の基準を当てはめるだけでなく、広さと人数の関係や火災時の安全確保策などを明文化した上で、定期的な安全確認検査を義務付けるようなルール作りも検討すべきだろう。




個人的意見ですが、原告組組合側の心情は理解できます。
解説にも書かれていますが、今後、シェアハウスのさらなる法整備が必要ですね。



posted by ゴン at 19:40 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウルトラブック

2013.10.26



昔の不動産屋さんと言えば、電話にFAXが重要なツール。
全体的にアナログな感じでしたよね。

news_large_haratetsuo-boss.jpg
最近はこんなバブルを感じる不動産屋さん、見かけることありませんが^^;


近年は不動産業にも急速にIT化の波が。

まず携帯電話が普及し、その後、誰もがスマートフォンを持つ時代に。
FAXもインターネットFAXが普及。
スマートフォンがあれば、電話やメール等でどこにいても情報が受け取れる時代になりました。
自主管理の強い見方ですね。


ただ、さらに外での作業を効率化する為にはモバイルパソコンが必須。
最近、新しいウルトラブックを買いました。


AsusTaichi21_Freigest.jpg



普通のウルトラブックに見えますが、、、



P_500.jpg


実は、天板側にも画面が付いています。
世界初のデュアルスクリーン搭載で、ノートパソコンとタブレットが融合したような形。
ワンクリックでノートパソコンとタブレットの画面を切り替えて使用したり、両方表示させたりすることも可能。

箱潰れの新品がアウトレット品で約6万円。
激安だったので思わず買いました^^

向かい側の人に同じ画面を見せながらプレゼンすることも可能です。
といっても・・・、プレゼンする機会自体がありませんが^^;

しかしウィンドウズ8って使いにくいですね。。。
使い勝手は、「7」の方が数段上のように感じます。

パソコンも日々進化。
あと数ヶ月も経てばこのパソコンも古いパソコンの仲間入りなんでしょうね。



posted by ゴン at 23:59 | Comment(4) | 商品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

冬の外壁塗装工事

2013.10.27



隣り合う札幌マンション1号、2号。
現在、2号で外壁塗装工事を行っています。



IMG_20131027_134300121.jpg



現地で工事の確認等を行っています。

今日の札幌市は雨。
ここ最近は雨が多いようで工事も少し遅れ気味?です。


ところで外壁塗装。
本州の温かい地域では稀に冬季の施工も見かけますが基本的には行いません。
春から秋までの期間に行うのが普通ですよね。

なぜなら、塗料には施工基準があるからです。
最適な使用条件として、気温15〜30度、湿度75%以下。
使用可能条件として、気温5〜40度、湿度85%以下と規定されています。

最近使われるのは水性塗料
水性ですから、気温が5度以下になると乾燥せずに凍結してきれいな塗膜が破壊されます。
また、乾いたとしても艶がなくなって白っぽくなってしまう事も。

外壁塗装工事。
長持ちさせるためには、温度と湿度管理が重要というわけです。


最近の札幌の最低気温は5度前後。
11月になれば雪も舞う季節。
2号の後には1号も外壁塗装する予定なので、時間との戦いという感じです^^;


塗装業者様もご存じだと思いますので、このあたりの管理はきっちりとやって頂いています。
完成が待ち遠しいです。




タグ:外壁塗装
posted by ゴン at 23:00 | Comment(0) | 1.札幌マンション1(A)号・2(B)号 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする