雪庇ガード取付

2014.11.07



『雪庇(せっぴ)』


以前、ブログ記事にしました。

2013.01.06 「雪庇(せっぴ)」




雪庇が出来るメカニズムを簡単に説明した図。



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毎冬、せり出た部分を定期的に落として頂いているのですが、それでもドカ雪に追い付かず崩落して、窓ガラスを破損させてしまう事案が毎年のようにあり、過去には入居者様の車を破損させてしまったこともありました。

ある程度の損害は保険でカバーできますが、毎度、入居者様にご迷惑をおかけします。

入居者様や隣地所有者様にこれ以上ご迷惑を掛けない様に、コストは掛かりますが、札幌3物件で雪庇ガードを取り付ける計画を立てました。



先日、先行して1物件の雪庇ガード取付が完了しました。



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残り2物件も本格的な冬が来る前に施工を行ってしまう予定です。
雪国物件は関西のような温暖地域物件とは異なる対策が何かと必要です。



タグ:雪庇
posted by ゴン at 21:50 | Comment(0) | 19.札幌マンション3号 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フローリングの歴史

2014.11.08



公団区分マンション。
着々とリフォームが進んでいます。


昭和40年代築。
3DKのオリジナル内装は、3室の和室がタタミ、台所と廊下は板敷きです。
フローリングは当然使われていません。

今回のリフォームで、1LDKに改装の上、フローリングに張替え予定です。



ところでフローリングっていつから使われているのだろう?
気になって調べてみました。

日本の住宅にフローリングが使われるようになったのは戦後。
無垢フローリングは1950年代初頭から、複合フローリングは1960年代になってから登場したそうです。

掃除がしやすい、ダニや雑菌が繁殖しにくいという利点が日本の住宅に根付いた大きな理由だと思います。


ちなみに畳は奈良時代から1300年以上の歴史があります。
フローリング材の50年そこそこの歴史とは雲梯の差ですね。



ニューヨークのスタンダード・ホテル内のレストラン。



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タイルに見えますが・・・、1セント銅貨の床です。

お金を床材にするのは日本人の感性では考えられないですね^^;



未来の床材。
生きている間に新しい材料が出てくるのか見ものです^^



防音べニアで無事解決

2014.11.09



以前から問題になっていた騒音トラブル。

2014.10.08 「改善しない騒音トラブルの原因」



建物側にも問題があると認識し、上記の改善工事を行いました。

しかし・・・、思うほど改善しませんでした。



入居者様が常識の範囲を超えて音を出しているのか、それとも建物側に別の問題があるのか。

さらに詳細の原因を確認するため、複数人で現場訪問。
両入居者様にご協力を得て、上下階に人を配置して実際に音を出して確認してみました。





結果。
押入れに隙間があり、ここから音が漏れていることが分かりました。

普通の話し声が聞こえるレベル。
某有名アパートメーカー並の低防音性です^^;


これではクレームになって当然。
早速押入れの隙間を塞ぎ、念のため防音ベニヤを内貼りしました。



防音べニア



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ラワンべニアに0.3mmの鉛板を貼り合わせたもの。


防音べニアの効果は抜群。
通常の会話は、全く聞こえなくなりました。



双方の入居者様にとても喜んで頂きました。
入居者様同士もお互い打ち解け、とても良い雰囲気に。
このまましばらくご入居頂けそうと確信しました。



「建物の構造上、こんなものですのでご理解下さい」

と確認もせず逃げることは簡単ですが、結果、原因が判明せず短期退去に繋がったと思います。

今回は建物側に不具合が見つかり解決しましたが、仮に解決しなくても、上記の様なゼロ回答をせず、入居者様目線で努力してみることが入居者様サービスだと改めて再認識しました。

きめ細やかな対応は自主管理の最大のメリットだと思います。



タグ:防音べニア
posted by ゴン at 20:40 | Comment(0) | 18.大阪マンション3号(売却済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする