2016年4月。
家庭向けを含む電力小売りが全面自由化されます。
異業種からの参入が相次ぐ見通しです。
大手電力会社は先手を相次いで打ち出しています。
地元の関西電力も動きが活発です。
関電、家計簿ソフト大手と提携 電気料金・口座を一元管理
2015/7/8 日本経済新聞 電子版
関西電力は家計簿ソフト大手のマネーフォワード(東京・港)と組み、ネットで家計を管理できるサービスを始める。
銀行口座の残高や電気料金などを一元管理できる。
来春の電力小売り自由化により、異業種の参入など競争が激化する見通し。
東京電力など他の電力大手もポイントサービスを導入するなど顧客サービスを強化しており、顧客争奪戦が激しさを増している。
関電がネットで展開する会員サービス「はぴeみる電」でマネーフォワードの家計簿ソフトも利用できるようにする。
マネーフォワードは2012年設立のベンチャー企業で、自動で家計簿計算や資産管理ができるサービスを提供している。
銀行口座やクレジットカードの取引履歴を自動で取得したり、スーパーのレシートを撮影して取り込むと自動で金額などを記入できたりする。
両社の提携により電気使用量や料金のデータも一括管理できる。
パソコンやスマートフォン(スマホ)でも使える。
「はぴeみる電」では専用カードを発行しており、通信子会社の光回線サービスの利用や通常の買い物でポイントをためることも可能。
楽天やセブン&アイ・ホールディングスなどが発行するポイントと交換できる。
ただ、会員数は3月末時点で約113万人と伸び悩んでおり、サービス拡充のため複数企業と交渉中。
その第1弾がマネーフォワードで、月内にも基本合意する見通しだ。
東京電力など他の電力大手も顧客サービスの強化を打ち出している。
東電は7月からスマートメーター(次世代電力計)を設置する顧客に電気の使用量を30分ごとに確認できるサービスを本格的に始めた。
どの時間帯に多くの電気を使っているかがわかり、節電や割安な料金プランへの変更に役立つ。
このほかカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」、三菱商事系の「Ponta(ポンタ)」という共通ポイントの導入を決めた。
電気の使用に応じてポンタやTポイントといったポイントがたまるサービスや、電気との関連が強いリクルートの住宅リフォームサイトとの連携なども検討している。
(以下省略)
電力会社が選べるようになるのは消費者にとってメリット。
マンション共用部の電気代、少しでも安くしたいですね。