土地区画整理事業とは

2015.08.11



物件調査をしていると、土地区画整理事業を実施した土地を見かけます。
綺麗に区画された街並みはとても綺麗です。


土地区画整理事業とはどんな仕組みなのか。
改めて調べてみました。




<土地区画整理事業の特徴>

1 面的な総合整備
一定の区域で、道路・河川・公園・上下水道など公共公益施設の新設・再整備とあわせて宅地の形態も整えるため、効率的に基盤整備が行えます。


2 既存のコミュニティを維持
用地買収方式では、用地買収にかかる権利者だけが、従来とは異なった環境への立ち退きを迫られますが、土地区画整理事業では、事業前の生活や営業を事業後も継続できるため、地域のコミュニティを存続したままで、まちづくりが可能となります。


3 受益の配分が公平
道路・公園などや宅地の整備改善によってもたらされる受益の割合に応じた減歩等により公平な負担が可能です。


4 相乗的な投資効果
道路・公園などの整備や宅地の利用増進を起爆剤として土地所有者による土地利用の事業投資を誘導することが可能で、相乗効果により活力あるまちづくりが可能となります。


5 汎用性が高く、他の手法との同時施行が容易
既成市街地の再整備、スプロール化の解消、新市街地の開発など、地域の実情に合った柔軟な事業展開ができます。



事業の効果

1 都市の骨格の形成
施行地区内に計画されている広域的な幹線道路・公園・河川などが整備され、都市の骨格が形成できる。


2 良好な宅地の供給
道路・公園や供給処理施設が整備され、良好良質な宅地を提供することができる。


3 土地の有効利用
低・未利用地の集約を図ることで土地の有効活用ができる。建物整備などを同時に実施することによって地域の活性化を図ることができる。


4 生活環境の向上
オープンスペースが増加して防災性が向上するとともに通風や採光が向上することによって生活環境が良くなる。


5 安全性の向上
道路の整備によって緊急車両のアクセスが確保できる。延焼を遮断するスペースが確保でき、安全性が向上する。歩道や安全柵の設置によって、歩行者と車の分離ができる。隅切りを設置することによって交差点を改善できて交通の安全が確保できる。


6 登記の整理・町区域の明確化
登記や公図を正確なものに再編製できる。輻輳した町名地番を整理でき、町区域についても道路などにあわせて明確な境界で示すことができる。



fig01.gif




ただ、都市計画決定だけで事業計画が全くない地域もたくさんあります。

30年以上手付かずの地域も。。。
結果、街の発展を阻害している地域が全国にたくさんあります。


廃止と推進の判断はできるだけ速やかにしてほしいですね。



posted by ゴン at 22:30 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不動産価格サイクルを考える

2015.08.12



良い物件があれば購入したいですが、中々自己基準に合うのがないです。
売却で得た手元資金の活用が進まないまま、次の一手が決まらない状態。


外貨運用の新規契約をしたぐらいでしょうか。
今は、いつでも換金できる(流動性を維持した)状態での資産運用が中心になっています。




買う気にはやる気持ちを抑えるために、、、
収益不動産市場をマクロで見ると、今、どんな状態なのか。


三井住友信託系が発行している不動産マーケットリサーチレポートの最新号。
不動産サイクルの記事を読んでみました。



レポート記事によると、不動産サイクル(@回復期、A高騰期、B不況期、C低迷期)の中で、現在はA高騰期の後半だとか。
(多くの方が同意見でほぼ異論はないと思います)



(レポートを一部転記)


不動産価格が上昇(期待利回りが低下)するが、物件供給が縮小して取引件数が減少する「高騰期」を進行している。

本来の市場構造は、供給が縮小して価格高騰が進めば、やがて需要が縮小して価格は調整される(「高騰期」から「不況期」へ)というものである。

しかし、今回の構造は、供給が縮小して価格は上昇するが、緩和的な金融環境下でなかなか取引需要が縮小に向かわず(むしろ増加して)、じりじりと価格が上昇して「高騰期」が継続する、いわば過熱期とも言える状況に入っていく可能性があると見ている。



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記事では、現在の金融緩和が不動産取引市場サイクルにおいて、高騰期を長引かせるという影響を与えているとしています。


確かにここ数年、物件価格はかなり上がっていますが、、、
金融機関の融資姿勢(緩和的)によってある程度の取引数が維持された状態。


・BIS規制で国債金利が上昇する可能性
・中国の景気減速
・2017年4月に消費増税
・2018年4月に日銀総裁任期満了



何が発端で反転するかわかりません。
市況モニタリングの重要性が高まっているのは間違いないですね。



不況期や低迷期は物件の仕込みチャンス。


「4〜5年前でもその物件を買ったか?」

常に自問してみて少しでも疑問があるような物件価格なら、「今はやめる」という判断を下せる精神力が必要な市況ですね。



posted by ゴン at 22:00 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お盆期間は問い合わせが増える

2015.08.13



今日からお盆休みの会社が多いと思います。

毎年のことですが、お盆の季節になると賃貸仲介さんから自主管理物件の空室確認の問い合わせが増えます。



その理由、狼さんのブログに明快に書かれています。

「お盆の日程ってどうなってますか?」






募集していた空室、固い申込が入り満室になりました。

ありがたいです。






ただし、、、
詳細は書けないですが、1室で家賃滞納が発生しました。

同時期に、賃借人&連帯保証人に絡む所有物件が、競売に掛かりました。



回収は厳しい状況ですね^^;

というわけでまた1室空室になる可能性大。
事故にあったと諦め、次、頑張りたいです。



タグ:お盆 空室
posted by ゴン at 18:20 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする