Googleは、地球上のあらゆる地点をピンポイントで特定するコード「Open Location Code(OLC)」を手軽に使うためのオンラインサービス「plus+codes」をリリースしました。
Google、地球上のあらゆる場所を数文字で示すplus+codes公開。
変換サイトも提供Engadget Japan 2015年8月14日更新
Googleのエンジニアが、位置情報を数文字の固有コードに変換するウェブサービス plus+codes を公開しました。
plus+codes は地球上のあらゆるエリアに固有コードを割り当てることで、長い住所や座標のかわりに数文字で正確な位置を示せる仕組み。
自分の現在地や目的地などを誰かに伝える際、伝えたい場所の近くにランドマークがない場合などに便利なサービスです。
住所ではなく座標を元にしているため、日本のように番地の割り振りが複雑怪奇な場合、あるいはそもそも住所が存在しない場所も正確に指定できます。
従来は特定の場所を誰かに伝えたい場合、郵便が届く所番地を伝えたり、ランドマークと道順を教えたり、あるいは緯度経度で座標指定したり、Google Mapsなど地図サービスの短縮URLを送るといった方法がありました。
しかしそれぞれの方法に、住所から場所を辿りづらかったり、そもそも所番地が存在しなかったり(行政的に認められていない場所や人が住んでいない場所など)、周囲にわかりやすいランドマークがなかったり、道順を教えるには長い説明が必要なうえに相手に伝わるか不確実、緯度経度は長すぎる、地図サービスURLは特定サービスに接続しないと分からないといった問題があります。
plus+codes は緯度経度を元にしつつ、読み書きで紛らわしい文字を除いた数文字の英数字で伝えられること、座標への再変換方法は公開されており誰でも利用できることなどが特徴です。
固有のコードは地球上のほぼすべての位置に割り振られており、市街地だけでなく、砂漠や海のど真ん中、南極点も指定可能です。
地図サービス。
ますます便利になりますね。
タグ:グーグル plus+codes