スペイン不動産の記事を読みました。
スペイン経済回復? 不動産価格が2007年以来の速度で上昇ZUU online 9月14日(月)配信
スペイン経済回復?
不動産価格が2007年以来の速度で上昇(写真=Thinkstock/Getty Images)
2008年の不動産価格暴落に始まり、2012年から本格的な経済危機に陥ったスペイン。
失業率は25%を超え移民が帰国したり他国に出稼ぎに行く人が増えたりして、今や人口減少問題まで抱え込んでいる。
スペインで今、不動産価格が8年ぶりの速度で上昇している。
スペイン政府統計庁が発表した第2四半期の不動産価格は、4月から6月にかけて前年同期比4%増。
新築住宅は最高4.9%、中古住宅は最高3.8%の値上がりを見せており、スペイン経済はゆっくりと回復傾向にあるようだ。
米投資サイトNu Wire Investorは、年内にあと50000軒の新築物件の売却、来年にかけてさらに平均価格が4%まで上昇すると見込んでいる。
■人気地域はイーストコーストに集中
現時点での平均不動産価格は、バブル全盛期2005年から16%減の23万4000ユーロ。
売却された物件数は2007年の半分、3万2714軒だが、統計に使用されている過去10年間のデータには、部屋数が不明確な物件などが含まれておらず、正確な数字を知るのは困難だ。
人気地域はイーストコースト周辺に集中しており、アリカンテの物件は平均7%増、次いでバルセロナ4%、バレンシア3%、ジローナとタラゴナ2%と成長を見せている。
一方、サウスコーストでは唯一カディスが4%増を見せた以外、マラガとアルメリアが2%減、グラナダ1%減と、ことごとく値崩れしている。
いずれにせよ、売却価格の成長率が比較的安定していることから、専門家達は今回の不動産価格の高騰を「スペイン経済回復のサイン」とポジティブに受け止めているようだ。
(ZUU online 編集部)
以前、スペインの不動産について記事にしていました。
2012.05.31「スペイン不動産価格 海外不動産投資ブーム」
まさに歴史は繰り返すですね。
「下がったものは上がる。上がったものは下がる」
とてもシンプルな法則です。
今、日本の不動産はよほど安く買わないと数年前より割高であることは皆さんご存知の通り。
今の市況に合わせた「都合の良い解釈」を自分に言い聞かせて、理由付けしても誰も助けてくれません。
マクロを視野に入れた各自の明確な投資判断が求められる時代ですね。