ジョージ・ソロス。
ご存じの方、多いと思います。
不動産と密接に関係する日本株に関する記事を読みました。
ソロスが警告「2008年に似てきた」
〜日本を襲う「円高・株安」の正しい読み方
現代ビジネス 1月25日(月)配信より抜粋
ソロスが警告「2008年に似てきた」
スリランカ最大都市のコロンボ。
海岸沿いに建つ5つ星ホテルのシナモングランドに、その男が現れたのは1月7日のことだった。
ジョージ・ソロス氏。
推定2兆円という巨額資産をたった一代で稼ぎあげた伝説の投資家であり、85歳になったいまもマーケットの最前線で活躍する鬼才である。
この日、ホテルのオークルームでは『スリランカエコノミックフォーラム』が開催されていた。
ソロス氏はそのパネルディスカッションに参加するため、この地を訪れていたのである。
ソロス氏は、そこで衝撃的な発言を口にした。
「いま金融市場に目を向けると、深刻な課題が見つかる。それは私に2008年の危機を思い起こさせる」
2008年の危機が、同年に勃発し、世界経済を地獄へ突き落としたリーマン・ショックを指していることは言うまでもない。
ソロス氏はさらに、中国経済の失速から起きている世界的な商品価格の下落などを懸念したうえで、警告を続けた。
「われわれはとても深刻な問題に直面している。それは危機と呼べるものである。それはいま始まったばかりである」
「投資家に対してガイダンスをするとすれば、とてもとても用心深く、とてもとても慎重になるべきということだ」
そんなソロス氏の「予言」をそのままなぞるかのように、世界のマーケットでは年始から株式ショックが勃発。
中国発で始まった暴落劇は即座に世界全土に波及し、各地でクラッシュが次々と巻き起こる異常事態に発展している。
中でもアラーム音が強く鳴り響いているのが、日本株である。
1月4日の大発会から暴落が止まらず、日経平均株価はたった5日で1000円以上も下げるフリーフォールに突入。「今年は2万5000円もあるぞ」などと浮かれていたムードが一転し、先行きの見えない恐慌状態に陥っている。
「マネーが大転換を始めました。日本はいよいよ円安・株高局面が終わり、円高・株安局面に突入したのです」
経済アナリストの中原圭介氏が指摘する。
「実は昨夏あたりから、日本の株式市場から海外の長期投資家が大量に去っています。アベノミクスもそろそろ限界で、米国の利上げを転機に円高転換が始まり、円高・株安フェーズに入っていくと読んだからです。日本株市場に残ったのはヘッジファンドなど短期筋で、彼らは急激な空売りを仕掛けることで儲けを狙う。年始から暴落相場になっているのは彼らの仕掛けです。年内に1ドル=105〜110円まで円高になると見ています。株価は早晩に1万7000円を割るでしょう」
円高デフレへ逆戻り
あまり知られていないが、目下の事態を重く見た黒田東彦総裁率いる日本銀行は、年始から日本株の買い支えに動いている。
1月4日に369億円、1月6日に352億円、1月7日に352億円。日銀は立て続けに巨額マネーを株式市場に投入したのである。
(中略)
ここから、日本株の本当の終わりが始まる。
一時的に株価は上がるかもしれないが、金融政策ではもう日本企業の業績は支えられないとわかり、株価はまず1万4000円を目指して下落を始める。
さらに、マーケットが日銀の政策の矛盾を意識し始めると、第2弾の日本売りが幕開けする。
実際この通りになるかもしれないし、ならないかもしれない。。。
ポジショントークと言えなくもないので、信じるかは自分次第ですね。