丼池繊維会館をリノベーション
2016.04.04
大正12年竣工の『丼池繊維会館』。
先月、リノベーションして公開されました。
リノベーション前
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老朽化により外壁がボロボロだったため、サイデングが貼られた状態でした。
大阪に残る貴重な建築遺産なのにもったいない状態。
今回、リノベーションによって見事に再生。
20年ぶりにオリジナルのタイル外壁がお目見えしました。
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新築では表現できない趣のある佇まい。
いつまでも現存してほしいですね。
Airbnbが違法ホスト追放へ
2016.04.05
サンフランシスコに本社を置くAirbnb。
おひざ元で条例違反のホストを追放という記事を読みました。
Airbnb、サンフランシスコ市条例に違反したホストなど取り締まりを強化CNET Japan 配信
宿泊仲介サイトのAirbnbは米国時間4月2日、サンフランシスコで複数の住宅を登録したホストの調査を進めており、「歓迎されない賃貸業者」を追放する予定であることを明かした。
Airbnbは、休暇用物件賃貸を実際にそこに居住している人による自宅提供に限定するサンフランシスコ市の条例に違反して複数の物件を登録しているホスト数のデータも公表した。
Airbnbのこのデータを最初に掲載したSan Francisco Chronicleによると、認可を受けたホテルと30日を超える賃貸は同条例の対象外だという。
Airbnbは追放の可能性を視野に入れて、288のホストを調べている。
これらのホストは、サンフランシスコの全掲載物件の約7%に相当する671件の掲載物件を管理している。
しかしサンフランシスコのホストが2015年3月〜2016年3月にもたらした売り上げに占める割合は17%に上る。
家主が賃貸物件を住宅市場から引き上げ、代わりに短期賃貸から利益を得るようになり、同市場の競争が激化したのはAirbnbに責任があるとサンフランシスコ内外の住民は何年も前から主張している。
今回の取り締まり強化の背景にはそうした事情もあった。
Airbnbは2015年11月、自宅以外の物件を掲載することを禁止するとコミュニティーの条項に誓約したが、取り締まり強化はその約束にも沿っている。
2015年11月には、サンフランシスコ(米国で最も高価な住宅市場の1つ)で持ち家所有者が自宅を賃貸できる日数に制限を課す条例案の投票が実施され、有権者はこれを否決した。
Airbnbはこの条例案を否決に追い込む運動に800万ドル以上を投じ、同社の発信したメッセージの一部が多くの人の怒りを買った。
Airbnbによると、同社はサンフランシスコで既に違反物件の削除を実施しており、2016年1月に約100件、2015年6月に92件、9月に26件をそれぞれ削除したという。
同社はブログで、「まだやるべきことがたくさんあるのはわれわれも認識している。この取り組みは、短期賃貸物件登録を1件に限定する最初の一歩にすぎない」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
日本の場合。
4月から合法民泊がスタートしました。
@ 1人あたりの専有面積が3.3平米以上あること
A 住居専用地域内でないこと
B 自治体の許可を取ること
ただ、まだほとんどのホストが(黒に近い)グレー。
今のところ、日本のAirbnbは特に動きを見せていませんが、今後行政が、見せしめで許可を取っていないホストの摘発を行う可能性は否定できないですね。
奈良のホテル数が全国最下位
2016.04.06
古都といえば京都と奈良。
観光名所が数多くありますよね。
ところが、、、
奈良にあるホテル数が全国最下位なのをご存じでしょうか?
<宿泊施設の客室数ランキング(都道府県別)>
1位 東京都 14万2065室
2位 北海道 11万1005室
3位 大阪府 7万6311室
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45位 徳島県 9947室
46位 佐賀県 9922室
47位 奈良県 9055室(出所)2013年厚生労働省衛生行政報告例
奈良の大仏や東大寺、法隆寺など、国宝の数は全国1位。
さらに、世界遺産の数もまた全国1位。
奈良を訪れる人は年間約3500万人にも上ります。
ホテル需要はかなりありそうなのに、、、なぜ最下位なのか。
その理由として下記が言われています。
@お店が早く閉まる
20時にもなると、商店街のほとんどが店じまい。
京都とは大違いです。
その理由に奈良の「大仏商法」があります。
<大仏商法とは>大辞泉より
奈良の大仏に参詣する客が立ち寄るのを待つだけで、進んで客を集める努力をしない奈良商人の消極性をいう語。
あまり努力していないということですね。
実際、奈良を訪れた観光客の多くが、大阪か京都に移動して宿泊。
需要を取り込めていない典型ですね。
A奈良にうまいものなし
確かに名物はあまりないですね。
奈良漬に鹿せんべい、、、う〜ん^^;
ちなみに、、、
人口当たりの飲食店の数が全国最下位で、お酒の消費量も全国最下位。
データが裏付けています。
B建築規制と遺跡
奈良市内は建築物に対して厳しい高さ制限があります。
宿泊施設の場合、経営が成り立たなくなってしまうこともあるとか。
また、建設工事中に地中から遺跡が発見されることもしばしば。
新たなホテルを建設することに二の足を踏む建設業者は数多いです。
さすがにこの状態放置できないと、行政がホテル誘致に動き出しました。
その結果、
マリオット・インターナショナルの最高級ブランドが奈良に日本初進出。
「JWマリオットホテル奈良」として2020年春の開業予定。
↓
訪日外国人需要を取り込み、街が発展するとよいですね。
せっかくなので奈良に関する1位。
・奈良県はピアノ普及率全国1位。
・奈良市はパンの支出金額が全国1位。
・奈良県はバター、ジャム、コーヒーの支出金額が全国1位。
・奈良市は胃腸薬支出金額全国1位。