大手不動産会社5社の賃貸事業。
2016年3月期の決算が、いずれも最高益と増収でした。
賃貸事業好調で不動産3社最高益 大手5社、16年3月期2016/5/12 共同通信配信
不動産大手5社の2016年3月期連結決算が12日、出そろった。
住友不動産など3社の純利益が過去最高となり、他の2社も増益だった。
オフィスや商業施設などの賃貸事業が好調で業績をけん引した。
住友不動産は売上高が前期比6・0%増の8549億円、純利益は9・0%増の877億円となり、ともに過去最高だった。
東京のオフィスビルを中心にした賃貸事業のほか、分譲マンション販売も好調だった。
最大手の三井不動産は、売上高が2・5%増の1兆5679億円、純利益は17・5%増の1177億円で、いずれも過去最高を更新した。
不動産大手5社とは、三井不動産、野村不動産HD、三菱地所、住友不動産、東急不動産HDを指します。
その内、住友不動産、三井不動産、東急不動産HDの3社は2017年3月期も営業最高益を更新する決算予想が出ています。
しかし足元では、都内の新築マンション販売に陰りが。
来年4月に予定されている消費増税が再度先送りされて駆け込み需要がなくなると、当て込んで仕込んでいた物件が、過剰在庫になるリスクも抱えています。
ある記事によると、大阪地盤のダイビルは、今の市場をバブルと判断。
不動産市場が激変した時に即時に対応できるように体制を整えているとインタビューに答えていました。
最高益の大手不動産株価。
あまり反応して(上がって)いません。
不動業市況の先行きを暗示しているのかもしれないですね。