訪日外国人の爆買いがなくなって約半年。
免税販売大手ラオックスが本日発表した2016年6月中間決算。
売上高が前年同期 比22・4%減の350億円、営業利益が
同90・9%減だったとか。
純損益は
赤字転落だそうです。
一年前では考えられない決算内容ですね。
そして、宿泊施設にも影響が出てきたか!?
そんな記事です。
外国人宿泊「前年超え」止まる 京都の32ホテル、円高影響か
京都新聞 8月11日(木)配信
京都市内の主要32ホテルに宿泊した人のうち外国人の占める割合が、6月は前年同月と同じ39・0%となり、26カ月連続で続いた「前年同月超え」がストップしたことが、京都文化交流コンベンションビューロー(中京区)の調査で分かった。
為替の円高などの影響とみられ、高い客室稼働率を支えるインバウンド(訪日外国人)需要に減速感が漂い始めている。
客室利用に占める外国人比率が前年同月を上回らないのは、2014年4月の調査開始以来初。
同ビューローは急激に進んだ円高に加え、安価な民泊施設の増加などが影響していると推測する。
国・地域別の利用者数は、台湾が前年同月より15・3%減、韓国も17・5%減った一方、中国は6・7%増えた。英国は0・6%増で、これまでの高い伸び率が鈍化した。
6月の平均客室稼働率は90・6%で、前年同月より2・2ポイント伸びた。
京都ホテルオークラ(中京区)では、6月の外国人宿泊比率が前年を下回った。
8〜9月の予約状況も昨年よりやや低調で、「右肩上がりが続いたインバウンド需要は変わり目に差し掛かっている」と動向を注視する。
市内の宿泊特化型ホテルの担当者は「昨年があまりに良すぎた」と明かし、「円高は遠方から来る欧米客ほど影響が出やすい。
大阪などのホテルに引きずられ、京都も宿泊単価を下げる動きが広がる可能性がある」と懸念する。
ただ訪日観光客数は、鈍化したとはいえ増加傾向で、1〜6月の32ホテルの外国人宿泊割合は前年同期比3・1ポイント増の37・4%。
台湾人の減少で、外国人客に占める東アジアの客の割合は2・1ポイント減の49・9%となるなど、国・地域別構成比も変化しつつある。
京都の民泊が好調なのを考えると、記事内で指摘しているように、民泊施設に訪日外国人が流れていると言えます。
ここ最近、京都市内では新築ゲストハウスが多数建築されています。
しかし、訪日外国人だけをあてにしていると将来足元をすくわれかねません。
慎重な判断が必要ですね。