今朝の日本経済新聞朝刊の一面。
見られた方、多いと思います。
予想以上に金融機関の体力が消耗しているようです。
銀行融資0%台6割 揺らぐ事業モデル
資金需要引き出せず2018/2/16 日本経済新聞朝刊
日銀がマイナス金利(総合2面きょうのことば)政策を導入して2年、銀行を起点にした金融システムのひずみが目立っている。
銀行の貸出金利は下がり続け、2017年末の貸出金残高のうち金利0%台の融資は全体の62%に拡大。
金融緩和が景気を下支えする効果は大きいものの、企業の資金需要を引き出すには至らず、銀行業績を下押しする面が目立つ。
利ざやで稼ぐ伝統的な銀行のビジネスモデルは
抜本見直しを迫られている。
国内銀行の貸出金残高は17年末時点で471兆円
(外貨貸し出しなど含まず)。
このうち約290兆円が金利1%未満の貸出金だった。
比較的利ざやの厚い金利2%超の貸出金は10%。
マイナス金利導入前の15年末に比べ5ポイント下がった。
企業や個人の借り換えが進んだ影響が大きい。
貸出金は同じ15年末から6%増えたものの、企業融資よりも不動産融資の傾斜が目に付く。
上場企業の過半は実質無借金で「資金需要は強くない」(メガバンク首脳)のが実情だ。
足元では大都市圏の地価高騰に伴い不動産融資が減速しており、月次でみた貸出金の伸びは前年同月比2%台にまで下がってきた。
(以下省略)
日銀が2016年に適用を始めたマイナス金利政策。
世の中に出回るお金を大幅に増やしましたが、預金は増える一方。
貯蓄志向に変化は起こりませんでした。
その結果、不動産オーナーには積極融資の追い風が。
メガ大家さんが数多く誕生しました。
確かに借り入れ金利0%台の方も増えましたね。
黒田総裁の続投が正式に決まれば、、、
次はどんな展開がまっているでしょうかね。
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