相続税の本を読みました。
相続はまだまだ先の話と思っていますが、
税務調査の話は、相続に限らずとても面白かったです。
相続税専門税理士が教える 相続税の税務調査完全対応マニュアル
岡野 雄志 (著)
私は、個人事業主、資産管理法人2社の代表を行っており、
それぞれに過去、税務調査を経験しています。
特にやましいことはありませんでしたので、
時間を取られ、めんどくさい事ですが、やり取りは意外と楽しかったです。
この著書の中で、「会話の中から何を意図しているのか」は、
当時の税務調査経験から、なるほどと思うことが多かったです。
全部書くとネタバレで面白くないですが、例えば、
質問 「経歴(居住地の変遷など)について教えてください」
↓
意図 「過去、遠隔地で開設した口座が申告漏れしていないか」
などなど。
会話の中で、要所要所に意図ある質問が隠されています。
税務調査は、いつも雑談から始まりますが、「駅からのアクセスがとても良いですね」「暑いですね」などというふうに、アイスブレイクからはじまります。
相続人がぺらぺらとたくさん話してくれるように、言葉発するための舌の準備運動をさせているのです。
意図ある質問にたくさんしゃべってもらうための準備ですね。
結局、ちゃんと申告していれば、特にマニュアルなんて不要です。
正直に答えれば問題ありません。
相続に限らず、税務調査ってこんなものなんだな、って知りたい方は
一読をおすすめします。
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