最近は日本の気候も激しくなって、災害続き。
台風や地震被害が毎年のように起こっています。
先日も千葉での台風被害。
被害にあった屋根にはブルーシートが数多く掛けられています。
被害にあわれた方、停電も長期間続き大変だと思います。
ところで、なぜブルーシートなのか。

そんな疑問に答える記事をネットで読みました。
台風15号で大活躍の「ブルーシート」
最初はオレンジ色でブルーに変えた特別な事情9/25(水) デイリー新潮より抜粋
ブルーシートの国内トップ企業、
岡山県倉敷市に本社を構える萩原(はぎはら)工業に話を聞いた。
――ブルーシートって何を原料に出来ているんですか?
ポリエチレンの合成樹脂です。それを青くコーティング(防水加工)することでブルーシートになります。
――萩原工業がブルーシートを開発することになったきっかけは?
それまで綿で織られた帆布を使っていたトラックの幌を、軽くて低コストのポリエチレン織布に防水加工を施すことで代用できないかと取り組んだ結果、これが後々のブルーシートになります。
幌を作って長距離試験を行った結果、
風圧とはためきで破れてしまいました。
結局、幌は諦めました。
ただその間に、このシートの様々な利用価値に気付き、
翌65年に「万能シート」を発売しました。
――ブルーシートの原型である。しかし、色はブルーではなかった?
当時、日通さんの輸送トラックの幌を作ろうと考えていたので、日通さんに合わせたオレンジ色のコーティング剤でシートを作っていました。
それで「万能シート」もオレンジだったんです。
ですから、当時は“オレンジシート”とも呼ばれていたようですね。
――それがなぜブルーに?
オレンジ色のコーティング剤に重金属(カドミウム)が含まれていると問題になったのです。
もちろん、そんなものは初めから使用していませんが、噂が広まるとどうしようもない。
それで業界団体で話し合いを持ち、青色に変えることを決定したのが74年でした。
清々しい色ということもあったのでしょうが、最大の理由は、当時、バケツやホースなど、青色が多く使用されており、安価になっていた。
さらに耐候性も優れていたからと聞きます。
もっとも、青色が定着するのに3年ほどかかったようです。
オレンジにはカドミウムが含まれているという風評被害から、、、
ブルーシートになったとは面白い歴史です。

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