金融機関の貸出金利。
年々低下しているという報道をよく目にします。
実際に当方の融資金利。
決算書内容の良化に応じて下げて頂いている部分もありますが、
金融緩和政策による影響も大きく住宅ローンなみになっています。
今春、日銀が金融システムリポートを発表。
その中で、10年後に国内で営業する地方銀行の約6割で、
純損益が赤字になるとの試算を公表しました。
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人口減少による貸し出し先需要の低下が大きな要因。
現在、金融機関数はほとんど減っていないので、
少ない案件取るために金利勝負(体力勝負)に陥っているのでしょう。
当然、このまま全ての金融機関が存続するとは思えません。
合併や提携、他業態との連携が確実に起こると思います。
そして少なくても、今の金利水準では経営が成り立たないということ。
0%台の金利水準は、金融機関数が淘汰された後、
黒字運営できる金利水準に是正される可能性があると考えておくべきですね。
特に大阪はオーバーバンキング状態。
この状態がずっと続くとは思えません。
固定金利設定やTIBORレート連動など、
可能なリスクヘッジは取っておくべきだと思います。

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