リスケと貸しはがし

2020.04.02



ある金融機関の話だと、コロナウィルスの影響で経営が厳しくなり、

支払い猶予の話が何件か来ていると聞きました。



外出自粛の現状だと、会社によってはかなり大変だと思います。

今後、リスケの話は当然のようにたくさん出てくると思います。



リスケの大原則は「プロラタの原則」。

これは、全ての金融機関が平等に、という意味があります。


@ 返済額は各金融機関残高按分にてシェア割りを行う
A どの金融機関もリスケ後に追加担保や保証を取らない



特定の金融機関だけを優遇して、

保全や返済額の偏りを発生させてはダメということです。



「プロラタの原則」を破ってしまうとリスケ契約は成立しません。



こういったリスケは借主から金融機関にお願いできますが、

一方で、貸主の金融機関からも依頼(強制)されることがあります。



担保評価減少による追加担保提供を求められたり、

一方的に返済期間を短縮する(毎月の返済額増加)など。



リーマンショック時は、借入金の返済さえ行っていれば、

不動産賃貸業でこういった類(貸しはがし)の話は聞きませんでした



当然、追加での融資は無理(貸し渋り)だったと思いますが。



しかし、、、平成バブル崩壊を経験したベテラン家主さんに

当時についてお聞きすると「確かにあった」そうです。







当時、死ぬほど苦しく辛い思いをし、

その金融機関には、今でも一切近づきたくないそうですが^^;




平成のバブル崩壊時レベルの金融メルトダウンが起こった場合、

金融機関も貸しはがしをしてでも生き延びようとします。



自己資本比率を上げ、経営の安定化を図るためです。



金融機関の金銭消費貸借契約書をよく読んでみると、

「期限の利益の喪失」という項目が必ずあります。


・支払いの延滞
・契約内容に違反や虚偽あり
・破産手続、民事再生手続、強制執行等があった



住居系不動産賃貸業は基本的に安定していますが、

金融危機時は様々なことが起こると先人が教えてくれています。



@リスケに応じない→A返済延滞→B期限の利益喪失→C差押→D倒産

単純なストーリーにはまらぬように。



さらに金融メルトダウン時には、

@(金融機関が一方的に理由を付けて)期限の利益喪失→A差押→B倒産


もありえます。



各自の経営状態を把握し、決算書の内容が特に重要になってきます。




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posted by ゴン at 16:15 | Comment(2) | 融資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする