大阪府内で対極の「不動産政策」
2022.02.07
大阪府は全部で43市町村から構成されています。
その中心はもちろん大阪市。
大阪市内は商業地域が多く、建築規制も緩め。
高層マンションや大規模マンションが建てやすく、
投資用マンションも収支的に合いやすい地域です。
一般的には各市町村の中心部は商標地域に指定し、
オフィスやマンションなど、大規模施設を誘致するのが普通です。
しかし、大阪府下で少し異質の政策を取っているのが箕面市。
平成15年に大阪府下で初めて「建物の絶対高さ制限」を採用しました。
この規制により新築マンションの供給数が一気に減少し、
近隣市に比べ、築年数の新しいマンションストックが少なくなっています。
箕面市は立地の特徴を生かし、政策で高層建築物を最小限にして、
豊かな自然環境と調和した良好な住宅都市のイメージを醸成しています。
各地域の特徴に応じた政策。
まちづくりでとても大事なことで、行政能力の差が出やすいですね。
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10年物国債 上昇中
2022.02.08
週明けの昨日7日の東京債券市場。
長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、
前週末終値比0・010%高い0・205%まで上昇しました。
日本銀行がマイナス金利政策の導入を決めた2016年1月以来、
約6年ぶりの高水準を連日更新。
米連邦準備制度理事会(FRB)が早期の金融引き締めに動く
との観測で米長期金利が上昇、東京市場でも売りが優勢となっています。
日本銀行が許容する変動幅の上限の0.25%に接近する中、
いつどの水準で金利抑制手段を講じるかに注目が集まっています。
政策次第では円安が進むので手段の幅が狭まっていますね。
いっそのこと、長期金利が3%位に暴騰して貸出金利が上がれば、
不動産価格が暴落して面白いのに、、、と思うくらい今は高値安定。
推移を注視しようと思います。
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買う人 買わない人
2022.02.09
大家仲間の事務所でランチを挟んで1日情報交換。
とても行動的な人で今でも「歪」を見つけて物件を購入されています。
不動産賃貸業は、他事業と同じで、
「総論」と「各論」の思考が必要だよなと再認識しました。
「総論」は「こんな物件が欲しいな」という大枠の絵。
「各論」は「それを実現するための具体的な方策」という枝葉の情報。
まわりで最近になっても物件を購入している人を見渡すと、
「各論」に強い人だよな、と思うことが多いです。
総論だけ考えても、「今は不動産価格が高いよな」という決めつけで、
それを実現するための「各論」を探求しようとしない人が多いです。
「各論」を考えずに、買えない理由を探して、
評論家になってしまう(行動しない)パターンでしょうか。
「安く買うにはどうしたらよいのか」
このちょっとした手間を惜しまず突き進む人が購入されています。
情報に興味を持ち、疑って見ることが大事だと思います。
情報には必ず旨みのある歪みが隠れているものです。
物件が高いと聞いたら、「ああ、高いんだ」、
「(ちょっとだけ調べて)やっぱり高いよな」で終わらせるのか。
それとも、「なんで高いんだろう?」「どんな人が買っているんだろう?」
と興味を持つのかでは、スタートで雲泥の差が出ると思います。
そして、興味を持ったことは、すぐに調べてみることです。
その内、各自の投資スタイルに合った「歪」が見つかると思います。
今買っている人も特別な事はほとんどしていません。
たいがいのことはネット上に転がっています。
「こんな物件買いたい!」とか言いながら、
調べものすらちゃんとやっていないのは論外ですね。
自戒の念を込めて、、、思ったことを書いてみました。
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