物件価格が高い!!!収益物件価格を見ても、数年前よりさらに値上がっていますね。
不動産事業に関わる全ての人が、今、この話題で持ち切りです。
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「物件価格が高い」これは、少し近視眼的で安易な意見ではないかなと、思ったりもします。
不動産価格がこの先もさらに上がり続けるのか、それとも下落に転じるのか。
未来の事は誰にもわかりませんし私にもわかりません。
ただ、現在の不動産市況をグローバルに俯瞰すると違った見方もできます。
長年の円安傾向で海外勢から見たら、今の日本の物価や不動産価格は超激安。
何を食べてもおいしくて安い。そしてなにより世界一安全な国。
例えば英国側から見れば、日本の物価水準は約3分の1くらい。
さらに、隣国韓国や中国からみても日本の物価は安くなっています。
ということは近い将来、
インバウンド需要の盛り返しはとてつもないことになると思います。
大型の不動産案件を見ると、昨年、米投資ファンドのブラックストーンが、
近鉄グループホールディングスからホテル8棟を大人買いの購入。
今年に入ってもシンガポール政府系ファンドが西武ホールディングスから
ザ・プリンスパークタワー東京をはじめ、31物件を一気に取得しました。
日本人からみたら自国の不動産は今かなり高い状態。
しかし、海外勢からみたら日本の不動産は破格の安さなんです。
数日前のブログ記事にも書きましたが、
円自体の価値が1970年代に逆戻りしているのが大きな原因です。
日本人が日本の不動産価格を円という価値で高いと判断していると、
海外勢に根こそぎ持っていかれる可能性があります。
だからと言って何も考えず、利回り5〜6%でもドンドン買いましょう、
と言っているわけではありません。
円という通貨がそれだけ下がっている、ということを踏まえて、
日本の不動産をグローバルに俯瞰する必要があるのかなと思います。
あと、不動産は個別性があり、相対取引なので歪みが発見できれば、
いつでも安く買える可能性がゼロではないということです。
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