収益物件の購入基準

2008.06.01



いよいよ明日が、大阪マンションの引渡し決済日です。

残金の準備も昨日完了して、明日を待つばかりです。
今回は、購入価格の約6%(融資金額は94%)+諸費用分が自己資金となりました。


ところで、今回4棟目となるわけですが、いつも物件の検討時には、エクセルで作った自作のシミュレーションソフトで可否判断しています。
このソフトで、購入後20年先までの毎年の「キャッシュフロー」額がわかるようになっています。


私は、この「キャッシュフロー」を最重要視しており、表面利回りはまったく考慮しておりません。

なぜなら私の場合、購入資金のほとんどを借入で賄っており、表面利回りが高くても、税金や元金返済等の考慮後のキャッシュフローがマイナスだと、所有する意味がまったくないからです。

特に、生活がかかった専業大家となるとなおさらです。


私が判断材料にしている指標は以下のようなものです。
(ちなみに家賃収入×80%を「収入額」と仮定して計算しています。)


土地建物の積算評価額:売値以上あること
内部収益率(IRR):仮定条件下で借入ローン金利以上になるのが10年以内
借入償還余裕率(DSCR):1.6以上
損益分岐比率(BER):0.6以下
自己資金利回り(CCR):15%以上
実質利回り(FCR):10%以上(徒歩圏内は8%以上でも検討)


あとは、立地や建物状態、過去3年間の路線価等を打ち込むことで、総合判断しております。

実際の購入時には、建物価格を合法の範囲で思いっきり上げることで「減価償却費」を稼ぎ、家賃収入が満室時の60%ぐらい(物件によって多少前後しますが、、、)になっても、「キャッシュフロー」がマイナスにならないようになっております。


今回の購入が落ち着いた後は、さらにアパート経営を安定させるために、「自己資本比率」を上げて行きたいと考えております。



タグ:収益物件
posted by ゴン at 16:00 | Comment(3) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゴンさん、おはようございます。
確かにキャッシュフローは何より大事ですね。
参考になります(^^)
Posted by りゅう at 2008年06月02日 08:08
すごいですね。僕も明確な「これ!」という基準を持ちたいと思っているのですが、2棟持った今でも、感覚で判断しているようで曖昧です。ゴンさんのように、明確な基準を持ちたいと思います。
Posted by muchigoro at 2008年06月03日 10:18
りゅうさん muchigoroさん

いや〜。私なんかまだまだですよ。
試行錯誤しながらがんばって行きたいと思っております。
Posted by ゴン at 2008年06月03日 21:13
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