アパート購入資金用の融資(通称アパートローン)って、銀行、生保、ノンバンク等、実にさまざまな所から商品が出ていますよね。
その中で、ざっくり大きく分けちゃうと、通常のアパートローン(リコースローン)とノンリコースローンがあるのかな、と思います。
通常のアパートローンは、借主の収入などから返済能力を審査し、連帯保証人などの人的担保や不動産などの追加担保を求められ、ローンの返済が万一不能になり融資対象物件だけで弁済できない場合には、借主や連帯保証人の他の資産にまで返済義務が及ぶ、全てのリスクを背負うタイプのローンでした。
しかし、ノンリコースローンにおいては、融資対象物件の賃貸事業収入およびその賃貸事業収支に基づく市場価値を重視するので、連帯保証人や追加担保を求められる事はありません。
借主の社会的信用は関係ないのです。
万が一、ローンの返済が困難になった場合にも、責任財産以外に個人が保有するその他の資産(現預金、不動産、他)から返済を求められることはありません。
つまり簡単に言うと、仮に融資を受けた収益物件の収支が回らなくなったら、融資対象の土地と建物の所有権を銀行に全部渡す事で、全ての借金を清算する事が出来るローンです。
私の借入金の約70%が、このノンリコースローンです。
借主にとってはある意味、夢のようなローンかなと思っているのですが、ふと気になった事が1つ・・・
貸し手(銀行等)にとっては、なんのメリットがあるのでしょうか??
う−−ん、、、考える限りほとんど無いような気がするのです・・・
だから、最近の銀行融資ではノンリコースローンでの融資ってほとんどなくなったのでしょうかね〜。。
そういえば、アメリカでのローンって、ほとんどがこのノンリコースローンだと聞いたことがあります。
昨年来のサブプライムローン問題では、貸主だけが被害を受けている構図なのでしょうか??
借主の方は、家さえ手放せばそれ以上の返済義務から逃れている??
このあたりは、私、全く詳しくないので分からないのですが・・・
詳しい方いらっしゃいますか?
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証券の信用力が下落 ⇒ 証券保証会社(モノライン)自体の格付け低下 ⇒ サブプライム以外の証券の相対的下落 ⇒ 絶対価値の下落 ⇒ サブプライムより格付けの高い債権(この場合は不動産価格とも言える)の下落 ⇒ 負のスパイラルです。
ノンリコースで購入された方は責任財産イガイには及ばないと言われていますが、実際は、どの程度が責任財産になるかも微妙な契約もありそうです。
間違ってても許してください^^
ありがとう御座います。
ノンリコースの契約書、もう一回熟読したいと思います。
しかし、、、
アメリカ経済は、今後どうなっていくのでしょうね?