前回の続きです。
決算対策3つ目は保険への加入。
前記事の中小企業倒産防止共済とほぼ同じ理由で加入しました。
個人の場合、所得税法で、一般の生命保険料控除が上限5万円、年金生命保険料控除が上限5万円の、計10万円を限度に所得控除ができる事になっています。
微々たる控除額ですね。。。
法人が経営者に生命保険を掛ける場合、法人が生命保険の契約者となり、被保険者を経営者、保険金受取人を法人とする保険契約を締結することで、法人が支払った保険料の全額や2分の1が必要経費となります。
いくら高額な保険料を払っても、最大で年間10万円の所得控除しかない個人事業者とは大違いです!
デメリットは法人が受け取った保険金が、受取保険金という売上になる事です。
死亡退職金を設定したり、定年退職に充てる等の節税対策もあわせて必要ですね。
さて、
今回は1/2損金の逓増定期保険14社と全額損金のガン保険7社の資料を見て各社を比較しました。
前回の記事を見て、読者様からもアドバイスを頂きました。
有難い事です^^
10年間加入で比較した場合、
・逓増保険は、3社で解約返戻率が100%超え
・がん保険は、2社で解約返戻率が92%超え
との結果になりました。
法人税(実効税率約40%)節税分を加味した実質返戻率は130〜150%となります。
熟慮した結果、全額損金扱いで節税効果が高く(解約返戻率が高く)、格付けの高い外資系のガン保険に加入することにしました。
無論、将来の税制改正で全額損金が改悪になる可能性はありますが、数年後に法人税減税も期待できることから、その時まで利益を繰り延べするメリットが大きいと判断しました。
ちなみに入院日額は5万円。
ガンには絶対なりたくないですが、保障という観点でもメリットはありますね^^
タグ:決算
【法人の最新記事】
経営者保険の足元にもおよびませんが、個人向けにはかなり良い仕組みだと思います。
控除ルール変更の場合は責任持てませんが
(^^;
法人との比較で書きましたが、個人でも出来ることは多いですよね^^
一番怖いのは、個人も法人も、「税制改正」。。。ですね^^;