2010年法人決算 直前対策その3

2010.07.02

「脱サラ大家が目指す経済的自由への旅立ち」ブログへようこそ!


前回の続きです。
決算対策3つ目は保険への加入。
前記事の中小企業倒産防止共済とほぼ同じ理由で加入しました。

個人の場合、所得税法で、一般の生命保険料控除が上限5万円、年金生命保険料控除が上限5万円の、計10万円を限度に所得控除ができる事になっています。
微々たる控除額ですね。。。

法人が経営者に生命保険を掛ける場合、法人が生命保険の契約者となり、被保険者を経営者、保険金受取人を法人とする保険契約を締結することで、法人が支払った保険料の全額や2分の1が必要経費となります。

いくら高額な保険料を払っても、最大で年間10万円の所得控除しかない個人事業者とは大違いです!

デメリットは法人が受け取った保険金が、受取保険金という売上になる事です。
死亡退職金を設定したり、定年退職に充てる等の節税対策もあわせて必要ですね。

さて、
今回は1/2損金の逓増定期保険14社全額損金のガン保険7社の資料を見て各社を比較しました。
前回の記事を見て、読者様からもアドバイスを頂きました。
有難い事です^^

10年間加入で比較した場合、
・逓増保険は、3社で解約返戻率が100%超え
・がん保険は、2社で解約返戻率が92%超え

との結果になりました。

法人税(実効税率約40%)節税分を加味した実質返戻率は130〜150%となります。

熟慮した結果、全額損金扱いで節税効果が高く(解約返戻率が高く)、格付けの高い外資系のガン保険に加入することにしました。

無論、将来の税制改正で全額損金が改悪になる可能性はありますが、数年後に法人税減税も期待できることから、その時まで利益を繰り延べするメリットが大きいと判断しました。

ちなみに入院日額は5万円。
ガンには絶対なりたくないですが、保障という観点でもメリットはありますね^^



タグ:決算
posted by ゴン at 23:01 | Comment(2) | 法人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
個人年金を年間保険料10万円分だけ契約すれば、控除分は個人年金の利息みたいなものなのでかなりの金融商品になりますよ。

経営者保険の足元にもおよびませんが、個人向けにはかなり良い仕組みだと思います。

控除ルール変更の場合は責任持てませんが
(^^;
Posted by かもじゅう at 2010年07月03日 21:40
かもじゅうさん

法人との比較で書きましたが、個人でも出来ることは多いですよね^^

一番怖いのは、個人も法人も、「税制改正」。。。ですね^^;
Posted by ゴン at 2010年07月03日 22:16
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