以前より書いている税務調査シリーズ。
本日、完結編です。
当日、当方が国税調査官に質問した内容を一部ご紹介します。
<質問1>
なぜ今回、当方個人事業主の調査に来られたのか。
<回答>
・私(調査官)が不動産賃貸業の調査が好きだから(→本当のようです(笑))
・決算4期目でそろそろ確認させて頂きたかった。
・札幌と長崎の遠隔地物件だけにも関わらず、経費計上が多いように感じたから
(税務調査の結果、問題ない事を認めて頂きました)
<質問2>
調査対象とする事業者をどのように抽出されておられるのか
<回答>
・確定申告書を調査官が見てピックアップ(表向き回答)
→実際には、もっとシステマチックなシステムがあるようです。
(ここには書きません。お酒の席で^^)
<質問3>
調査した事業者は、どのぐらいの割合で修正申告になっているか。
<回答>
・かなりの確立で修正申告になっている。
(割合は教えて貰えませんでしたがほぼ100%?^^;)
肝心の税務調査内容。
今回の税務調査で確認されたポイントを箇条書きにします。
・入金状況の確認(売上除外がないか確認)
・経費項目の確認(特に金額の大きいものはチェックされました)
・売買契約書の確認(収入印紙の確認)
・ゴン個人事業主がゴン不動産管理法人に管理委託している内容
(委託契約書があるか。収入印紙が貼ってあるか。事業実態はあるか。)
・事業開始時のお金の出所確認(相続・贈与がないかの確認)
特に、事業開始時のお金の出所はしっかりと確認されました。
最初の調査官との雑談で、資金ゼロ(オーバーローン)から事業開始したことを話したのですが、本当に資金ゼロからなのか?
実は、親族等からの贈与があるのではないかと疑っていたのかもしれません。
売買契約書の金額と、銀行借入明細書の借入金を比較され、納得いただきました。
さて、税務調査後の指摘事項(見解の相違部分)。
税務調査後、帳簿類を全て持ち帰られ約1週間後に連絡がありました。
その内容。
自宅事務所の経費割合を一部否認されました。
「家事費と家事関連費」
確定申告では、自宅事務所を面積比で按分して、家事費と家事関連費を自己否認していたのですが、自己否認の割合が少ないと指摘されたのです。
面積比で算出しているのでかなり不本意です。。。
ゴン不動産管理法人の会計をお願いしている税理士さんに相談。
最終的に、不服ではありましたが・・・、修正申告に応じる事にしました。
修正申告書の第一表と第五表を提出。
追徴所得税分を納付して完了しました。
後日、延滞税と住民税追徴分の納付書が届く予定です。
今回の税務調査体験。
たくさんの経験と知見が得られました。
(ここに書けないことも・・・)
自宅事務所の必要経費按分を一部否認されましたが、税理士さんと国税調査官の双方から、「きっちりされておられますね」、と言われたのは良かったです^^
・・・
はい。
自慢です(笑)
しかし、不動産賃貸業も立派な事業。
事業主として、正確な申告に努めたいですね^^
【税金の最新記事】
税務調査まで書かれるとは素晴らしいです〜。
良いことも悪いことも書かれるゴンさんブログは、実践系大家さんでピカイチブログだと思います*^^*
セミナー講師も拒否なさらずに是非^^
指摘されたのがそのことだけなんて、さすがですね。^^
税務調査官は意地でも持って行くって聞きますから。
お疲れ様でした!
収入印紙なんかも確認するんですね〜
そこまでキッチリされててスゴイです!
全賃大阪では残念でした。。
またの機会にー^^
たいしたこと書いてないですが、またよろしくです♪
私と違い・・・、
儲けてはりますから〜(笑)
そのようですね^^;
自宅事務所の按分否認が無理やりのような。。。
でも終わってよかったです!
収入印紙は見られますよ。
貼ってないと三倍だったかな?
税務署、侮れないです^^
必ずお土産がいるそうです。
手土産でなく
修正申告などのお土産ですね。
お土産必要ってよく言いますよね〜^^;
按分一部否認が今回のお土産かと、思っています。。。
仕方ないですね^^
今確定申告で自宅に対する事務所費をどれほど計上するかで
悩んでおります^^;
差し支えなければ面積比で処理した事が
税務署的にどう駄目だったのか教えていただけないでしょうか?
はじめまして☆
面積比で按分を出していたのですが、一般的な按分より多いとの指摘でした。
「実態の面積比です」と主張しましたが通りませんでした^^;
面積比の件、ご回答ありがとうございました!
水道光熱費とか電話代とか、税務署の言う一般的な比率(基準)
なんて無いような気がしますが。
いや〜、税務署もがんばりますね。
まさにタダでは帰れないってとこですね。
大変参考になりました。
税務署の方も大変だとは思います^^;
正しい納税。
努めたいですね^^