福島県で入居希望殺到

2011.04.16

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ちょっと古いですが先日の新聞記事です。

福島第1原発 周辺の賃貸に入居希望殺到 避難所を敬遠
毎日新聞 4月12日(火)配信



福島第1原子力発電所の周辺自治体で、賃貸物件への入居希望が殺到している。
避難指示の出ている20キロ圏内の住民や、津波で自宅を流された人が、不便な避難所暮らしを敬遠して戻ってきているとみられる。
不動産会社などによると、屋内退避指示が出ている20〜30キロ圏に近い福島県相馬市やいわき市のほか、11日に「緊急時避難準備区域」に指定された北20〜30キロ圏内の南相馬市中心部でも空室がほぼなくなっているという。

原発事故直後は、南相馬市でも避難する人が相次いだが、地元に勤務する人たちを中心に、3月下旬から帰宅する人が目立ち始めた。

同市原町区の丸福不動産は、3月下旬ごろまでは原発から20キロ圏外に約100の空室を抱えていたが、現在はほとんどがふさがり、退居待ちの予約が入っているという。渡辺康之社長は客に対し、避難指示に突然、切り替わる可能性を説明しているが「覚悟の上で次々と入居している」と話す。

相馬市にある会社に勤める、末直樹さん(28)もその一人。
南相馬市内にある自宅は、原発から20キロ圏内。
同居していた両親と避難所にいたが、先月下旬から仕事に復帰。
勤務先の工場敷地内で仮住まいしているが、1部屋に8人が雑魚寝する。
風呂、トイレは共同だ。
避難所よりは恵まれているかもしれないが、工場が動き出せば24時間ごう音が響く。
「眠れるか不安」と話す。

南相馬市で1週間以上単身者用物件を探しているが、見つからない。
「放射能は不安だが、職場の近くに住まざるを得ない」とため息をつく。
「危険を背負うのは自分一人で十分です」と、新居が見つかっても家族を呼び寄せるつもりはないという。

南相馬市の北隣、相馬市でも、市によると市内に300あった空き物件がすべて埋まった。
市は津波被害を受けた市民の仮住まいとして、アパートなど100室を借り上げたが、約400世帯が希望した。
原発から35キロ以上離れているため、避難指示圏や屋内退避圏内にあった企業が同市に拠点を移すケースも目立ち、法人契約も多く成立した。

また、原発の南側に位置するいわき市の不動産会社によると、同市でも3月下旬に入り、県内外にいる被災者から問い合わせが相次ぎ、物件のパンフレットや契約書を避難所あてに郵送している。
さらに、20キロ圏内に住んでいた東京電力や下請け会社の社員数百世帯が、同市内に賃貸物件を求めたという。
原発の復旧作業のためとみられる。



賃貸住宅新聞の記事である程度知ってはいましたが、ここまでとは驚きました。

私の周りでも、知り合いの弁護士さんが無料相談で派遣されたり、医師が医療機関のサポートに行っている話しを聞きます。
また、近くで予定されていた電柱メンテナンス工事を中断して、作業員を現地復旧に派遣する旨のチラシも見ました。


まずは福島第一原発。
早く収束すると良いですね。

復興への道のりは険しいですが、一歩一歩でしょうか。
posted by ゴン at 21:40 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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