先日、売り1棟マンションの資料を見ました。
そこには写真が付いていたのですが、はじめてみる設備がありました。
「ステンレス製の屋上防水」
陸屋根の防水と言えば、シート防水や塗装防水、アスファルト防水、FRP防水等が一般的でしょうか。
ステンレス製防水ははじめて見ました。
インターネットより画像を拝借。
↓

ステンレスシートを溶接して水密性を確保。
きっと耐久性は抜群なんでしょう。
ただ気になるのは、ステンレスの伸縮性。
ステンレス素材は会社員時代かなり調べたり使ったりしていたのですが、長さ4mのステンレスだと、30℃の温度差で約2mm伸縮します。
たかが2mmですが、防水材料としては致命的。
施工を誤ると伸縮で一気に漏水すると思います。
このあたりの対策とコストの問題がクリアできれば、耐久性に優れた良い材料だと思いました^^
ちなみに、アルミニウムと亜鉛合金のめっき鋼板であるガルバニウム板が最近建材でよく使われていますが、鋼にニッケルやクロムが配合されているステンレスよりも耐久性が劣ります。
「ガルバニウム」と「ステンレス」
コストと耐久性のバランスで選定が必要だと思います。
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