昨年、面白い不動産会社様の看板を紹介しました。
2013年03月09日 「のうか不動産の看板」
柔軟な発想に感動しましたが、ソフト面の努力にも抜かりがないようです。
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学生×不動産会社の取り組み!
金沢にある苗加不動産の「朝L PROJECT」とは?SUUMOジャーナル 3月25日(火)配信
春の引越しシーズン真っただ中とあって、この時期はどの不動産会社も大忙し。
通常、私たちが不動産会社にお世話になるのは、部屋を紹介してもらうときと、入居時・退去時に手続きしてもらうときくらいのものだが、最近はそんな従来の不動産業界の枠を超えたサービスを行う会社も登場しているという。
石川県金沢市の苗加不動産では、平成21年から「朝L PROJECT」という新たな試みをスタート。
学生や同社の賃貸住宅に入居している人を巻き込み、さまざまな活動を行っているようだ。
■ヨガやマラソンなど朝の時間を有効活用!
金沢市の賃貸住宅を中心に、数多くの物件を取り扱う「苗加不動産」。近隣に大学5校・短大1校が点在することもあり、利用者の約8割が学生なのだそう。そんな環境にあって、学生とのつながりをもっと強くできないものかと思案した結果、発足したのが「朝L PROJECT」だ。「朝に学ぶ(Learn)」「朝に自分を高める(Lift)」「朝に仲間を得る(Link)」の3つの「L」を取って、名付けられたこちらのプロジェクト。どんな活動をしているのか、苗加不動産の小崎要介さんにお話を伺った。
「当社では、取り扱っている賃貸住宅に入居する学生が、朝の時間を有効活用できるような活動を大きく4つに分けて行っています。例えば、『タテマチ大学 朝大学』では、苗加不動産の社内にあるセミナールームを開放し、ヨガやピラティスの先生を招いて朝の7時からレッスンを実施。時には当社のランニング好きのスタッフと一緒に、マラソンをすることも。また、『朝ミーティング』では、朝の好きな時間に予約を入れて貰えれば、会議やプレゼンなどでセミナールームを利用することができます」
なお、一部の活動は学生以外の入居者や、近隣の住民も参加できるとか。特に毎回盛況だというヨガやピラティスのレッスンは、同社仲介の物件に入居している場合はなんと無料。入居者以外の人も1000円で受講できるとあって、大家さんをはじめ近隣に住む主婦の方なども多く参加しているそうだ。こうした活動によって新たな結びつきも生まれているようで、昨年は金沢で実施されるマラソン大会に、スタッフ・入居者・大家さん含め60名以上で参加したという。
学生だけではなく、近隣に住む主婦や大家さんも参加するというヨガのレッスン
(画像提供:苗加不動産)
家主と借主、地域住民を巻き込んだ全員参加型のイベント。
地域に社会貢献することでその対価(家賃)を頂くという商売の基本に忠実な試み。
シェアハウスとは異なるアプローチですが、ソフト面の充実が差別化に繋がる典型。
空室率が年々高まる中、サービス産業と捉え入居者満足度を上げられるかでますます二極化が進みそうですね。
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