木造建物の新しい耐震診断

2014.05.03



東日本大震災を経て、建物の耐震に対する意識が高まりを見せています。
日本経済新聞に新しい耐震診断法の記事が載っていました。


三井造船、木造建物の耐震を3D画像で診断
2014/5/3 日本経済新聞


三井造船は木造建物の構造に異常がないかどうかを3次元(3D)画像で確認できるレーダー検査装置を2016年度に実用化する。
主に耐震診断に使う。
壁などを壊すことなく内部の状態を精緻にとらえられる。被災した家屋の安全性の判断にも役立てる。

情報通信研究機構や東北大学と共同で研究開発を進めており、月内に試作機が完成する見込み。
実証試験を経て1台1千万円程度で製品化する計画だ。
三井造船によると、コンクリート構造物ではレーダー検査は普及しているが、木造専用で3D表示できる装置は実用化されていない。

三井造船はトンネルの天井などの内部状況を調べるレーダー装置で豊富な実績がある。
木造はコンクリートに比べると周波数の高い電磁波を使う必要がある。
石こうボードを透過して筋交いなどの状況を把握できる。

老朽化した木造家屋の耐震診断だけでなく、災害発生時に被災した家屋での活用も想定。
外見には大きな異常がなくても倒壊などの危険性の有無を判定できる。




実用化すればきっと便利になりますよね。

今行われているのは、「地盤、基礎の条件」、「建物の形」、「筋交いの有無」、「壁の配置」、「壁の割合」、「老朽度」を項目ごとに採点し、合計点から安全性を判定。
さらに詳細な耐震診断は専門家の力が必要になります。

3D画像で目視できるようになれば診断の精度があがりそうですね。



posted by ゴン at 22:30 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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