今月から値上げされた地震保険料に続き、火災保険料も値上げ方向というニュースです。
火災保険料3.5%上げ 15年度にも、自然災害増で2014/7/2 日本経済新聞
損害保険会社の火災保険料が2015年度にも全国で上がる見通しとなった。
損保各社でつくる損害保険料率算出機構は2日、保険料の基準となる料率を平均3.5%引き上げると発表した。
損保各社は基準改定を踏まえて個別に値上げ幅を決めるが、地震保険料も1日に値上げしたばかりで家計の負担が増しそうだ。
火災保険は火事や台風、水漏れなどによる建物や家財の損害を補償する。
火災による被害は減っているが最近は水漏れや自然災害による保険金の支払いが膨らんでいる。
収支改善には料率の引き上げが必要と判断した。
上げ幅が大きいのが鉄筋コンクリートのマンションだ。
都内の70平方メートルのマンションの場合、現在の火災保険料は年1万8000円程度。
保険金が建物2000万円、家財1000万円という平均的な契約の場合、東京都と大阪府で12%、愛知県で20.4%と基準が大幅に上がる。
建築から年数がたったマンションでは水道管の劣化による水漏れ被害などが増えているためだ。
損保各社は算出機構の示した基準をもとに、実際の保険料の値上げ幅を決める。
収益改善のため保険料を上乗せする損保がある一方で、経費削減などで値上げ幅を抑える損保もあるとみられ、顧客獲得のために各社の対応が分かれる可能性がある。
ただ値上げが広がれば、火災保険と同時に加入する地震保険の保険料も7月1日に全国平均で15.5%上がったばかりで家計の負担が一段と増しそうだ。
昨年秋に損害保険料率算出機構が値上げを検討していると報道されていましたのでやっぱり、と言った感じです。
記事中に記載がある、保険金が建物2000万円、家財1000万円という平均的な契約の場合を大阪府で比較した場合、損害保険料率算出機構のHPによると、
M構造(RC造) : +12%
T構造(耐火構造の鉄骨造等) : −4.2%
H構造(木造等で上記以外) : −16%
RC造以外の基準は下がっており、RC造の上げ幅が際立っています。
一律値上げでないところがミソですね。
地域による違いも大きいです。
例えばH構造で見た場合、大阪府は-16%ですが、福岡県はなんと+28.7%。
台風被害等の影響が考慮されたのでしょうか。
まずは、各自の所有物件が値上げになるのか値下げになるのか確認。
値上げになる場合は今年度中の安い保険料で長期再契約がよさそうですね。
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