不動産関連は最近、景気のよい話が多いです。
ちょっとネガティブ系の記事をみました。
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タワマンがスラム化?
東京都心の恐ろしい「未来予想図」〈AERA〉dot. 12月5日(金)配信
東京都心の不動産市場が活況だ。
勢いは都下に波及し、首都圏の分譲マンション価格はバブル後で最高値の水準。
しかし一方で、恐ろしい「未来予想図」もある。
不動産価格の動向で気になるのは、2020年に開催される五輪の影響だ。
湾岸部など競技施設の建設予定地近くでは、マンション価格の上昇に対する期待もあるだろう。
しかし、『日本の地価が3分の1になる!』(光文社)の著者の一人で、麗澤大学の清水千弘教授は、その見方をキッパリ否定する。
「五輪効果は開催地だった北京やロンドンで検証結果が出ていますが、全く影響ありません」
清水教授がむしろ指摘するのは、働き手である生産年齢人口の減少による影響だ。
都内でも高齢化の影響で地価が下落している地域があり、清水教授はこう予測する。
「五輪を終えてからドン、ドン、ドンと下落する。平均でも4割下がる」
人気のタワーマンションも深刻な事態が想定されるという。
首都圏に雨後の竹の子のように増えたタワマンだが、家主の所得減や予想以上の高齢化で、管理費などを払えない居住者が発生する。
管理も行き届かなくなり、それが不動産価格に影響する負のサイクルに突入。
現行制度では建て替えも簡単ではないため、スラム化する、という「未来予想図」もあるのだ。
ただ、それは既存の産業や都市の構造、あるいは価値観のままであればの話。
働き手が住宅ローンを組める雇用環境、外国人居住者の呼び込み、定年の引き上げなど、政策次第で未来予想図は明るくもなる。
しかしそれは、たやすくはない。
※AERA 2014年12月1日号より抜粋
期待で上がっている不動産価格。
この記事の通りなら2019年あたりがピークになる?という趣旨ですね。
タグ:タワーマンション