りそな銀行が築古物件へ新融資

2015.01.12



2003年に公的資金を受け入れたりそな銀行。
昨年11月、今年中に3年前倒しで完済する意向を示しました。

経営の自由度を取り戻しつつあるりそな銀行。
この先どんな成長戦略を打ち出すのか、市場関係者の注目が集まっています。



本日の日本経済新聞。
築古物件への融資の記事が載っていました。

りそな銀、大規模改築に融資 老朽施設の耐震化照準
2015/1/12 日本経済新聞


りそな銀行は老朽化したマンションやアパートなどの大規模改修を対象にした新たな融資を始めた。

新築と同程度の耐用年数を見込める「リファイニング建築」と呼ばれる手法を使うことが条件で、長期間の改修資金を融資する。

東日本大震災を機に、老朽化した建物の耐震化需要が高まっていることに対応する。


リファイニング建築は老朽化した建物を改修して耐震性を高め、内外装を一新する手法。
解体して建て直すよりも費用を3割ほど減らせる。

りそな銀はこのほど、東京都内にある築36年の賃貸マンションに返済期間30年の融資を実行

業務提携した建築設計事務所の青木茂建築工房が改修のノウハウを提供する。


りそな銀はリファイニング建築に対応できるように不動産担保評価など融資審査の基準を整備した。

耐用年数は第三者機関の意見を聞いたうえで判断する。

老朽化した建物の場合は担保価値の低さなどから、多額の融資を受けることが難しい。
結果として限られた資金での最小限の補強・改修にとどまったり、取り壊したりせざるを得ない場合が多い。





リファイニング建築とは、


従来行われている「リフォーム」「コンバージョン」「大規模修繕」などとは大きく異なり、弱体化した構造躯体の耐震性能を軽量化や増強によって現行のレベルまで向上させるとともに、内外装デザインの一新、レイアウトの変更など大胆な意匠の転換や用途 変更、設備の一新を行い、新築以上の付加価値を付けて変身させる手法です。 ストックの時代に既存の建物を再生する場合に頭を悩ませる諸問題を解決する方法として提唱されています。




改修コストや収支バランスを考えると、都市部の建物を所有する地主さんや事業者さんがターゲットになりそうですが、面白い取り組みですね。

日本の素敵な建築物が、末永く使われるようなスキームを融資側から整えて頂くのはとても良いことだと思います。



posted by ゴン at 18:00 | Comment(0) | 融資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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