国会議員の多くが収益物件を活用しているという記事を見ました。
「大家」収入、議員支える
101人所有、節税や借金返済 衆院資産報告書2015年5月26日 朝日新聞
衆院議員475人のうち101人が収益用の不動産を所有していたことが、25日公開の資産報告書などで分かった。
都市部を中心に地価が上がるなか、「大家さん」として資産活用に力を入れる。
安倍政権の経済政策アベノミクスに伴う株価上昇に沿って、所有株を売買する議員もいた。
2013年分の所得報告書で97人が不動産所得があると記し、今回の資産報告書や不動産登記簿から物件の所有が確認された。
また、14年衆院選で初当選した43人のうち4人が収益用物件を持ち、不動産所得があると取材に答えた。
内訳はアパートやマンションが延べ53人、駐車場や土地が20人、オフィスビルや店舗が17人などだった。
高さ日本一の複合ビル「あべのハルカス」(大阪市)が面する通りに立つ10階建てビルは、自民の左藤章氏(大阪2区)が所有する。
あべのハルカス(左端)の効果で地価が上昇した地域に立つ左藤章氏のビル(右端)
1999年5月に建て、1〜3階がオフィス、4〜10階がマンション。
14年3月のハルカス開業を控え、周辺の地価は急上昇した。
左藤氏は「ハルカス開業は偶然ですよ。結果を見れば良かったけど」と話した。
11年春ごろからビル全体の賃料収入は月200万円で安定し、減価償却費など経費を引いた不動産所得は13年に1100万円だった。
ビル建設の借金の返済に充てているという。
(中略)
景気のいい話だけでもない。
公明の斉藤鉄夫氏(比例中国)は91年、千葉県の千葉ニュータウンに4LDKのマンション1室を7千万円で購入。
96年から貸し出したが、借り手探しに苦労した。
「入居者がいたのは約20年の半分くらい」
34万人の街を造る計画だったが、高齢化で人口は9万3千人。
斉藤氏は13年、家賃を2万円下げ、3年ぶりに契約にこぎつけた。
「そもそも妻と娘と終(つい)のすみかにしようと買った。入ってくれるだけでいい」
次世代の園田博之氏(熊本4区)が所有する千葉県船橋市のマンションも2年あまり空室が続いたという。
築30年超。数年前、リフォームし、家賃を下げ、借り手が見つかった。
秘書は「本人の収入は大幅に減った」と言う。
(以下省略)
国会議員はお国の法律を作るのを仕事としている方々。
賃貸業を行っている我々にとって、デメリットは無い話かなと感じました。