良い物件があれば購入したいですが、中々自己基準に合うのがないです。
売却で得た手元資金の活用が進まないまま、次の一手が決まらない状態。
外貨運用の新規契約をしたぐらいでしょうか。
今は、いつでも換金できる(流動性を維持した)状態での資産運用が中心になっています。
買う気にはやる気持ちを抑えるために、、、
収益不動産市場をマクロで見ると、今、どんな状態なのか。
三井住友信託系が発行している不動産マーケットリサーチレポートの最新号。
不動産サイクルの記事を読んでみました。
レポート記事によると、不動産サイクル(@回復期、A高騰期、B不況期、C低迷期)の中で、現在はA高騰期の後半だとか。
(多くの方が同意見でほぼ異論はないと思います)
(レポートを一部転記)
不動産価格が上昇(期待利回りが低下)するが、物件供給が縮小して取引件数が減少する「高騰期」を進行している。
本来の市場構造は、供給が縮小して価格高騰が進めば、やがて需要が縮小して価格は調整される(「高騰期」から「不況期」へ)というものである。
しかし、今回の構造は、供給が縮小して価格は上昇するが、緩和的な金融環境下でなかなか取引需要が縮小に向かわず(むしろ増加して)、じりじりと価格が上昇して「高騰期」が継続する、いわば過熱期とも言える状況に入っていく可能性があると見ている。
記事では、現在の金融緩和が不動産取引市場サイクルにおいて、高騰期を長引かせるという影響を与えているとしています。
確かにここ数年、物件価格はかなり上がっていますが、、、
金融機関の融資姿勢(緩和的)によってある程度の取引数が維持された状態。
・BIS規制で国債金利が上昇する可能性
・中国の景気減速
・2017年4月に消費増税
・2018年4月に日銀総裁任期満了
何が発端で反転するかわかりません。
市況モニタリングの重要性が高まっているのは間違いないですね。
不況期や低迷期は物件の仕込みチャンス。
「4〜5年前でもその物件を買ったか?」
常に自問してみて少しでも疑問があるような物件価格なら、「今はやめる」という判断を下せる精神力が必要な市況ですね。
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