オリックスの売却が話題に。
興味深い記事になっています。
ついに不動産バブル崩壊&本格的下落期か…
あの「先読み企業」が銀座の大型施設売却Business Journal 12月2日(水)配信
商業施設の建設ブームに沸く東京・銀座で、施設を売却する動きが現れつつある。
オリックスは8月、銀座1丁目の商業施設「KIRARITO GINZA(キラリトギンザ)」をアゼルバイジャンの政府系ファンドに売却した。
(中略)
総事業費は400億円。開業から10カ月後に500億円超で売却。
単純計算で100億円の利益を手にした。
日本への投資意欲を高める海外勢の意向と、売却のタイミングをうかがっていたオリックスとの思惑が一致した。
●宮内神話
オリックスは先読みする会社だ。
宮内義彦元会長(現シニア・チェアマン)が今年、44億円の功労金を得たとして話題になったが、先読みは「宮内神話」のキーワードでもある。
バブル最盛期の1980年代後半、日ごとに地価は上昇。
天井知らずの高騰にリース会社や信販会社のノンバンクは、こぞって不動産向け融資に走った。
そんななか、当時社長だった宮内氏は90年9月、不動産融資からの撤退命令を出した。
不動産部門からは「社長はリースの専門家だが、不動産はド素人。だから、撤退などとバカなことが言えるんだ」との宮内批判が、あからさまに噴出した。
やり手といわれた部長、副部長は他社にスカウトされ、50人近い社員がオリックスの不動産部門から去っていった。
「これにはショックを受けた」と宮内氏は後年述懐している。
その後バブルが崩壊。
ノンバンクが相次いで倒産や経営危機に陥るなか、オリックスは傷が浅かった。
不動産融資から撤退していたからだ。
家賃収入の利回りからみて、地価がこれほどまでに急騰するのはおかしいという、宮内氏の経営者としての英断だった。
バブル崩壊を読んで、不動産融資から撤退したことが賞賛された。
オリックスは不動産を地価の下落時に買い、天井をつける直前に売るという原則を忠実に守ってきた。
2020年の東京オリンピック開催をにらんで都心ではホテル、商業施設、高層ビルの建設ラッシュで地価は急騰。
今、ミニバブルの様相を呈している。
オリックスは、このタイミングでキラリトを売った。
先読みを得意とするオリックスのことだ。
ミニバブルは天井にさしかかっていると判断しているのかもしれない。(以下省略)
KIRARITO GINZA(キラリトギンザ)
↓
天井に差し掛かっている判断からというより、、、たった10か月で400億円の投資案件で100億円利益が得られるなら売却を考えますよね。
この先、上がるか下がるかわかりませんが、興味深い記事ではあります。
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