たまに良い物件があれば、入札をしますが、全く落札できないご時世。
物件価格の高騰を日々実感しています^^;
さらに所有物件の売却を検討したくなる市況です。
最近、新たな入札売物件に札を入れました。
今回はハードルがかなり高め。
・RC造1棟物
・40戸全空き
・建物未登記
かなりの大規模物件。
とてもきれいな建物状態なのですが、諸般の事情で全空き状態。
さらに一番のネックは建物未登記でしょうか。
通常だと、銀行融資はほぼ無理。
未登記だと、抵当権設定が出来ないのが大きな理由です。
金融機関と交渉を重ねた結果、融資OKで話が纏まったので札を入れました。
別の所有物件を担保に入れるわけでなく、該当入札物件自体の評価のみで融資を実行して頂きます。
未登記建物の場合、抵当権を付けるために下記の手順が必要。
『建物表題登記 → 建物保存登記 → 抵当権設定登記』
未登記建物に融資をして頂くためには、引き渡し決済(融資実行)後から抵当権設定登記が完了するまでの間、銀行にとって無担保状態になることが問題になります。
土地家屋調査士さんに建物表題登記をお願いし、完了してから建物保存登記・抵当権設定登記が完了するまで、数か月要する可能性があります。
この間の無担保状態をどう担保するかが融資可否の分かれ目。
金融機関担当者様と交渉を重ね、融資に道筋をつけました。
落札しないと続きはないですが、、、
融資スキームの奥深さを学べたように思います。
開札結果は来年1月。
楽しみに待ちたいと思います。
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