今月始まったマイナス金利。
お金を借りる側ではなく、貸す側が利息を払うという今までの常識では考えられない世界。
住宅ローンで金利下げが始まっていますが、基本はまだ様子見でしょうか。
世界を見渡すと、マイナス金利先進国があります。
約3年半前にマイナス金利を導入したデンマーク。
その後、どうなったかの記事を読みました。
マイナス金利、住宅市場過熱 導入3年半のデンマーク2016/2/14 日本経済新聞 電子版より抜粋
首都コペンハーゲンで今いちばんの話題は、高級住宅が立ち並ぶウスタブロ地区で売りに出たある豪邸だ。
価格は約2500万デンマーククローネ(約4億3千万円)。
ヨアキム王子と離婚して話題となった元妃アレクサンドラさんが2011年に当時、国内最高といわれた約600万クローネで購入した。
価格はわずか5年で、4倍超に跳ね上がったことになる。
過熱する住宅市場を象徴する物件だ。
デンマーク国立銀行(中央銀行)が通貨クローネの急騰を防ぐためにマイナス金利を導入したのは12年7月。
日銀が決めたのと似た仕組みで、銀行が中央銀行に必要以上のお金を預けた場合の金利をマイナスにした。
たちまち住宅ローン金利が急低下し、住宅ブームに火が付く。
一部で「マイナス金利」の住宅ローンまで登場し、住宅価格の上昇に拍車がかかった。
通貨高も抑えられ、12〜13年にマイナス成長に苦しんだデンマーク経済は14年以降に1%台前半の成長を取り戻す。
住宅ブームはその後も続く。
15年7〜9月期のウスタブロ地区の住宅価格は前年比で15%上昇。
不動産バブルに沸いたリーマン危機前をも超える過去最高水準に達した。
(中略)
あまりの過熱ぶりにデンマーク政府も対応に乗り出し、15年11月から融資規制を導入した。
住宅の購入価格の5%以上を頭金として顧客に求め、急ピッチの住宅高騰は「ひとまず天井をつけた」(以下省略)
マイナス金利導入国
↓
都心部の新築分譲マンション。
現在、賃貸に出した際の利回りは2%程度。
平成2年頃のバブル時で1%台だったでしょうか。
デンマークと異なるポイントですね。
着実に迫っている、、、と思うのですが。。。
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