「世界の亀山」の今

2016.07.09



かつて、最先端の液晶技術で世界に知られたシャープ亀山工場。
台湾のホンハイ精密工業の傘下に入ることが決まりました。

数年前から亀山近辺の賃貸物件は悲惨な状況聞いています。
ただ、ホテルは意外な需要があるそうです。



「世界の亀山」
買収後の“シャープの街”の今…さびれた地元に観光客殺到? 

ホテル満室の意外な理由
withnews 7月8日(金)配信



(中略)

工場がある「亀山ヒルズ」からJR亀山駅へ向かった。

所要時間15分、タクシー代は2250円。駅で客待ちする運転手によると、シャープの次はまたシャープという状態だった乗客が、今はさっぱりで、「7割、いや半分かな」。


最近は工場へ台湾人を乗せることも多くなった。先行きが不透明の中、工場では今も社員約2千人が働く。

「まさかシャープが台湾企業の傘下に入る時代が来るとは思わなかったよね」



・かつての「シャープ・バブル」

亀山の街は、シャープの浮き沈みとともに生きてきた。駅近くの不動産屋の男性に話を聞くと、「シャープ・バブル」の時代を語り出した。


当時は入居希望者があふれ続け、アパート建設が間に合わず、しまいには山を削って谷を埋め、ワンルームアパートを増設したのだという。

月6万円まで跳ね上がったという家賃は今、3万円台になった。


「1週間前も単身の40代の社員さんが退去していきましたよ。早期退職に応じたとかで」。

かつて3人が働いていた不動産屋で、男性は1人で仕事を続けている。


(中略)



脱シャープの兆候を、工場近くの「リビングホテル亀山」で見つけた。

フロントの女性従業員の話では、かつては「シャープさん」のおかげで「最も予約の取れないホテル」だったという。

最近、お得意さんは中国人観光客になった。


「昨日も大型バス2台で30人。ここは高速もすぐで便利でしょう。京都巡りが終わって伊勢観光の間に泊まるんです」。

すでに8月末まで予約がいっぱいなのだそうだ。






賃貸経営を単独需要に頼ったリスクの典型例ですね。


一方のホテル。
地域の強みを再度洗い直し、営業した努力の賜物でしょうか。


ただ諦めるのでなく、切り口を変えて取り組む。
賃貸業でも必要なことだと思います。



posted by ゴン at 23:59 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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