敷金や礼金がゼロになるゼロゼロ物件。
今や誰もが知る募集形態になりましたね。
最近、さらに進化した!?ゼロ円賃貸という仕組みをご存じでしょうか。
入居時だけでなく、退去時の現状回復費用等の負担も無しにするプラン。
その資金は、家主と入居者双方が毎月納付する会費が原資。
一般的には、家主1,500円、借主2,500円程度が相場です。
ゼロ円賃貸のメリットは、借主、貸主、仲介業者の「三方良し」であること。
ゼロ円賃貸でカバーされるサービスは下記。
貸主 ・ 家賃滞納保証
・ ハウスクリーニング費や修繕費
借主 ・ 敷金、礼金、保証金、仲介手数料無料
・ 24時間緊急駆けつけサービス無料
・ 退去時のクリーニング費、修繕費、原状回復費無料
仲介 ・ 会費を収入源にできる
・ 差別化で集客が楽
これだけの内容が毎月定額の会費プール金からまかなわれます。
これが一般的になれば賃貸経営の形が大きく変わります。
レンタカーに近い感じ。
レンタカー借りてタイヤの損耗費を請求されないのと同じですね。
ただ、まだ全国的に普及していないため、貸主側で採用してみたいと思っても、受け皿となる不動産業者様がいなければ導入することができません。
当方もある物件で採用を検討しましたが、管理会社様と話し合いの結果、通常での募集にした経緯があります。
ゼロ円賃貸に頼らなくてもいい物件への投資が大前提。
しかし、客付けが厳しい物件ではこういったサービスの導入を視野にいれるなど、臨機応変に対応していく経営力がこれからますます必要になりますね。
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