東西南北の名字が並ぶ街

2017.04.11




テレビでも取り上げられたことがある、石川県能美市の下開発町。


名字の不思議。
ご存知でしょうか?


北の「北」家、南の「南」家……!?
東西南北の名字をもつ家々が、方位そのままに並ぶ町

BEST TIMES 4/10(月)配信




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▲町の各家庭にある屋号地図(作図/ジェオ)(拡大可能)



金沢市の南西約20kmの田園地帯に、東西南北の名字をもつ家々がほぼ方位そのままに並ぶという、なんともフシギな町があった。

小雨に煙るその集落を訪ねると、意外な事実が分かった(『一個人』4月号取材時) 。



江戸時代から続く旧家が並ぶ、のどかな町の家名のフシギ


下開発町は62所帯。

集落には方位姓ではないひとも9軒ほどいるが、ほとんどの家は東西南北中の家々と縁戚関係があるとか。


町の北側に「北」さん、南部に「南」さん、東側に「東」さん、西方に「西」さん、中央には「中」さんが住んでいる石川県能美市の下開発町。テレビでも紹介され、全国的に知られるフシギな町は、東西300m南北100mほどのこぢんまりした集落だ。


表札は内玄関に掲げられているので、外から来た身には分かりにくいが、上の地図のように同姓の家が固まっている。


「開発は、鎌倉・室町時代から続く地名です。昔は、能美庄や開発庄という荘園があって、いまも加賀のコメどころです」と、郷土史に詳しい能美市議の北村周士さんは言う。

「明治8年(1875)に、『だれもが苗字(名字)を名乗らなければならない』という太政官布告が出されました。

でも、一般のひとには『苗字ってなんだ?』って感じだったでしょうね」。


で、困った挙句、庄屋さんに相談した。

寄合の結果、庄屋さんは杉の木のある家に住んでいたから「杉本」と名乗ることにした。

集落の北に住んでいるひとたちは「北」、南に家があれば「南」、集落の東にいたら「東」、西は「西」、真ん中の家々には「中」という名字がついた。


血縁関係は無視、単純に方位でつけた名字である。

だから、北家が続く。

東家も固まっている。

南家も集まっている。

同姓同名の住民も少なくない。

だから、下開発の郵便局員も迷う、どうしても配達違いが起こる。

むかしは、いきなり覚えのない請求書が舞い込んで、家がゴタついたこともある、と元町会長の東潤一さんは笑う。

(以下省略)





全国には不思議な町がありますね。
こういった歴史を知るのは楽しいです^^




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posted by ゴン at 21:30 | Comment(0) | 地名 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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