先日の日本経済新聞。
なかなか興味深い記事を読みました。
いちご、全借入金を固定金利に 来期にも2017/4/19 日本経済新聞 電子版
不動産運用のいちごは2019年2月期にも、すべて借入金の金利を固定にする。
このほど複数の金融機関と変動金利の借入金540億円について、金利を実質的に固定する契約を結んだ。
残る変動金利の借入金についても同様の取り組みを進める。
将来の金利上昇リスクを回避し、財務を安定させる。
変動金利と固定金利を交換する金利スワップ契約を結んだ。
これにより今年3月末時点で935億円ある借入金のうち75%を固定金利とした。
この比率を今期末に80%超、2年後に100%へ引き上げる。
日銀のマイナス金利政策により足元は低金利が続く。
ただ中長期的に上昇基調に転じるとみて、低金利のうちに固定する。(以下省略)
いちご株式会社は、J-REITの運用を始めとした総合不動産サービス事業会社。
社名は、千利休が説いた茶人の心構えである「一期一会」に由来しています。
「金利を固定することで、金利上昇局面でも安定して収益を上げる」という考え方にとても共感出来ます。
規模は全く異なりますが、、、
当方も借入金の約70%を固定金利化しています。
「金利上昇はないだろう」という短絡的な考えでは、将来を予想出来ない経済市況に事業の全てを委ねることになります。
金利が上がらなくても収益を得られ、仮に上昇局面になっても同様に収益を得られる体制を構築するのが経営者の務めではないでしょうか。
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