サービス付き高齢者向け住宅 廃業増える

2017.07.12



様々な情報から、薄々は気が付いていましたが、、、
統計結果として見たのは下記が初めてです。



サービス付き高齢者向け住宅、制度開始5年で廃業125か所
7/12(水) 読売新聞 配信



介護を必要とする高齢者の住まいの受け皿として急増する賃貸住宅「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)のうち、倒産などで廃業した施設数が、2011〜15年度の5年間で計125か所に上った。


国土交通省が今年初めて実施した調査で判明した。

廃業数は増加傾向で、同省は「ある程度の淘汰(とうた)は仕方がないが、入居者保護のあり方も含め、対策を検討したい」としている。


調査は、制度開始から5年以上が経過した今年2月、同省が都道府県などに実施。

入居者が思うように集まらないなどとして、高齢者が入居する前に廃業した施設が64か所、入居後の廃業は61か所だった。

年々増加傾向で15年度は最多の45か所に上った。

都道府県別では神奈川、愛知両県が12か所と多く、32都道府県で起きていた。


三重県四日市市では15年秋、開設から1年のサ高住が廃業。

転居先は自治体などが確保したが、認知症の人ら22人が急な引っ越しを余儀なくされた。

事業者は同市に対し、「想定よりも入居者が入らず、建設費を返済するメドが立たなくなった」と釈明したという。


サ高住は、高齢者住まい法に基づき、比較的健康な高齢者向けの住まいとして11年度に制度化された。

制度上は賃貸住宅のため、自治体が事業計画などを事前にチェックする介護施設と比べ規制が緩く、行政への登録手続きだけで開設できる。

ただ、要介護者の受け皿不足などから、入居者の約9割が要介護、約4割が認知症の人で、実態は介護施設だ。

(以下省略)






正直、毎月20万円ほど出せる高齢者は多くありません。

供給ばかりが増える現状は明らかにミスマッチですね。




なぜなのか。

一番は補助金がたくさん出るという実態でしょうか。



新築の場合、建築工事費の1/10以内で上限120万円/戸、高齢者支援施設を併設する場合は上限1000万円の補助金がでます。




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サ高住、どんどん供給が続いています^^;



食費込、月額10万円程度で収まる有料老人ホームの方が高齢者の需要にマッチしているのだと思います。

この調子で供給が続くと、さらに二極化が進みそうです。




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posted by ゴン at 22:20 | Comment(0) | 脱サラ大家日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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