以前から大規模なのはある程度知っていましたが、
具体的な数字を見るのはこの記事が初めてでした。
日本一の大家「日生」の新たな1手2019年1月13日 財経新聞
丸の内界隈の大家さんといえば、三菱地所。
では全国に最も多いビル(オフィス・商業施設・ホテル・物流拠点など)を保有する企業はどこか。
答えは日本生命である。
昨年9月末時点の保有不動産残高(簿価)は1兆6119億円。
賃貸用が1兆82億円、営業用(支社・支店等)6037億円。
それでも18年度末の資産運用に占める割合は2.5%だというから、なんともはやお金持ち(正確には保険の保有契約残高が多い、と記すべきだろうが)企業である。
そして驚かされるのは保有ビルの棟数。
賃貸用ビルだけで全国に274棟を有し、入居テナント数は約3000社に及ぶ。
「日本一の大家さん」とする最大の根拠である。
時々の市況にもよるが、賃貸ビルは安定的な賃料収入を生む。
広報部では「今後とも優良不動産への積極的な投資を通じて、ご契約者利益の観点から長期・安定的な運用収益を確保するとともに日本経済・産業の発展に貢献していく所存」とご託宣。
日生が不動産運用の世界に足を踏み入れたのは1901年というから、今年で118年目。ご託宣どおり不動産投資は間断なく進められている。(以下省略)
生命保険会社の規模感には改めて驚かされます。
昔からの主な投資先である国債金利が低下している中、
生命保険会社の不動産向け投資はしばらく高水準が続きそうです。

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