ここ2,3年。
私が京都で感じていたことが数字として記事になっていました。
全国で増える空き家、京都は例外? 減少の背景に訪日客ブーム6/5(水) 京都新聞
空き家を改修し、簡易宿所に活用した京町家(京都市下京区麸屋町通高辻下ル)
=不動産会社・八清提供
京都市内の空き家数は実は減っている―。
京都市が2018年度に実施した空き家の実態調査でそんな結果が浮かび上がったことが分かった。
近年の外国人観光客の急増に伴い、
ホテルや簡易宿所への転用が進んだことが一因とみられる。
市の担当者も
「空き家は増加していると考えていたので意外な結果」と驚いている。
調査は昨年7月〜今年3月に市内11行政区の26学区で実施した。
水道の閉栓情報に建物の外観の状況などを加味して空き家かどうか判断したところ、空き家数は3802戸だった。
このうち14年度の前回調査と比較可能な20学区内の空き家数は3420戸で、441戸減少した。
減り方が顕著なのは、御池、五条、河原町、堀川の各通りに囲まれた
「田の字地区」や京都駅周辺など市中心部。
3学区では世帯数も減少していることから、
市は「ホテルやオフィスなどへの商業利用が進んだ」と分析している。
(以下省略)
京都の所有物件に行くたびに思っていますが、
好立地は、古い建物がどんどん壊されホテルが開業しています。
ここ数年、所有物件で感じていたことは、
家賃相場が明らかに上がっているということ。
所有物件は『田の字地区』に立地していますが、
駅近の賃貸物件は、明らかにタイト(需要>供給)な状態です。
訪日外国人需要向けのホテルや店舗、オフィスが出来る一方、
駅近の賃貸物件はこれらの影響で明らかに減っています。
当方が所有する物件の家賃も入退去のたびに上がっていますし、
1Fテナントも3年毎の更新時、賃料が上がり続けています。
付近の地価は、ホテル用地として見られるようになったため、
賃貸であう一種単価からかけ離れ、新築供給もほとんどありません。
高さ規制の厳しい京都では、
既築の好立地賃貸物件に追い風が吹いている状況と思います。

人気ブログランキング
【地名の最新記事】