数年前までホテルバブルだった京都市内中心部。

ホテル用地となるような立地で、容積率400%の地域だと、
一種単価100万円をゆうに超えていました。
京都では、コロナウイルス蔓延の前にホテルバブルが崩壊。
客室単価が下がり、収益性が急激に悪化しました。
訪日外国人は順調に増加していましたが、
それ以上にホテルの供給が増えてしまったことが原因ですね。
個人経営の体力が無い簡易宿泊所を中心に撤退が相次ぎました。
そこにもってきてコロナウイルス関連で訪日外国人が激減。
京都市内の客室稼働率は一気に下がりました。
今、京都市内のホテル単価は数百円からと、
恐ろしい宿泊価格になっています。
当然、直近の売土地価格にも反映されています。
商業地域400%の売土地情報を見ると、
一種単価70万円台の売土地もチラホラ見かけるように。
最近、遅行性の公示地価が発表され上昇となってましたが、
実態は明らかに価格下落していますね。
京都市内の定点観測から見えるのは、約2年前の土地価格がピーク。
現在は5年ほど前の土地価格に逆戻りです。
この先、どこまで価格下落するか(もしくは反転するか)。
建物の建築単価が上がっている状況を考えると、
まだ底ではないかなと思います。

人気ブログランキング
【地名の最新記事】
未来は誰にもわからないので、各自で推測して判断するしかないですね。