新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
政府が打ち出した緊急融資や債務保証といった資金繰り支援。
既に10万件以上に上っているそうです。
相談件数は既に計30万件に達しているとかで、
申込数は今後さらに増加すると思います。
中小企業庁の資料によると、2008年9月のリーマン・ショック時は、
直後の3ヶ月で5万件近くの緊急融資が実行されました。
今回はそれを大幅に上回るペースで資金繰り支援が行われています。
2008年の時は金融危機。
今回は、コロナウィルスによる経済活動の停滞。
2008年のような金融危機にはまだなっていません。
この先、どうなるかなんて全くわかりませんが、
個人的には信用バブル崩壊で金融危機がやって来ると思います。
コロナウィルスはいつか必ず克服できます。
しかし、金融危機はこれからが本番。
今、統計データによると、
世界の金融資産は、GDPの4倍にまで膨張しています。
2008年は各国の金融緩和で(膿を出しきらずに)乗り切り、
今回も金融緩和で乗り切ろうとしていますが、、、
今回、金融危機まで起こらなければ、また先延ばし。
万が一、金融危機が起これば、世界恐慌クラスかもと思います。
資金繰り支援は返済が必要です。
2008年の緊急融資時は、
確か、4%位の焦げ付きがあったとニュースで記憶しています。
今回、金融危機が起これば4%では済まないと思います。
緊急融資も見込みのない借り入れは、単なる先延ばし。
未来の経済情勢は誰にも予想できませんが、
考えられる事態をそれぞれ推定し、対策を立てることはできます。
そんなフェーズに入っているのかなと思います。
人気ブログランキング
【融資の最新記事】