4月に入りましたが、コロナウィルスの感染拡大による緊急事態宣言で、
春になった、って実感があまりないですね^^;
飲食店や観光業の方の被害は甚大で、
中小企業等で資金繰りに苦労されているニュースをよく目にします。
そこで、政府がコロナ対策で打ち出した緊急融資対策。
政府系金融機関や保証協会等が、実質無利子で資金調達できる制度を用意し、
全国的に申し込みが殺到しているようです。
信用保証協会では、セーフティネット保証4号と5号、危機関連保証も発動中。
保証料や融資期間などは、各信用保証協会によって異なりますが、
自治体によっては、利子補給や保証料負担などの優遇しているところも。
保証協会が100%または80%を保証するということは、
金融機関にとっては、貸し倒れリスクがほぼゼロ。
融資を伸ばす絶好のチャンスと捉える金融機関も多いです。
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現に、当方の取引先金融機関からも、
「各金融機関からコロナの影響はありませんか?」
「該当するなら、とりあえず借りておきませんか?」
的な営業電話が非常に多くなりました。
少しでも借りて欲しそうです。。。
しかし、いくら実質無利子といっても、
融資期間は運転資金で8〜10年の制度が多いです。
収益不動産購入資金として0%台で借りている人にとっては、
あまり、というか、全く魅力的ではないですね。
仮に2%台で借りているとしても、
融資期間20年とか30年の方が不動産賃貸業には馴染みます。
返済期間10年前後で借りても良いのは、
高収益の事業者(今回影響の大きい宿泊業や観光業)だと思います。
そもそも不動産賃貸業に運転資金は馴染まない業種。
どんな時代でも、物件購入時にしっかりと貸してもらえる
財務体質になっておくのが一番だと思います。
1〜2年後、
「資金使途違反発覚で一括返済を求める」的なニュースが流れないかな。。。
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