コロナ感染拡大の影響でリモートワークが普及。
以前から、オフィス需要の減退が言われてきましたが、
データとして明らかになってきました。
都心オフィス空室率、3%に迫る上昇 賃料は天井に
2020/8/6 日本経済新聞 電子版
東京都心のオフィスの空室率が大幅に上昇した。
仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が6日発表した都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の7月の空室率は2.77%となり、前月から0.8ポイント上がった。
上昇は5カ月連続で、2%台は2018年10月以来21カ月ぶり。
上げ幅は単月のデータを取り始めた02年1月以降最大となった。
(中略)
賃料の天井感は強まっている。
三鬼商事が発表した7月の東京都心5区の平均募集賃料は3・3平方メートルあたり2万3014円で前月から0・59%(134円)上がった。
リーマン・ショック前の高値である08年8月の2万2901円を超え、02年1月以降の最高値となった。
79カ月連続上昇しているが「ピーク」(同社)とみられ、不動産大手の中にも一部のビルで従来より賃料を下げて募集を検討する動きが出てきたとの指摘がある。
(以下省略)
コロナ感染拡大前までは数年かけて徐々に低下していた空室率。
たった数ヶ月で数年前の空室率に逆戻り。
インパクトが大きいです。
ちなみに首都圏だけの傾向だけではありません。
全国主要都市で同様の傾向が報道されています。
↓

不動産投資としての「オフィスビル」は最大のセクター。
2020年5月末時点でJ−REITが保有する不動産の用途別比率は、
オフィスビルが41.0%と最も大きな割合を占め、住宅はたった14.2%。
結果的にオフィスマーケットの行方は、
不動産マーケット全体の相場に大きな影響を及ぼします。
金余り現象で不動産投資熱は高まっています(不動産価格安定です)が、
一方の収益性は、空室率上昇リスクで低下方向になってきています。
より物件の目利きが大事になります。

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目利き力をつけていかないと、購入してから苦労しますね。
全体的に収益性が下がっているので目利きは大事です〜